紙の種類 再生紙とは
再生紙とは
「再生紙」とは、古紙をリサイクルして作った紙のことを指します。
近年、資源と環境などの問題から再生紙の使用がすすめられており、官公庁を中心に、事務用紙に再生紙を用いることがすすんでいます。
再生紙の定義については、日本製紙連合会で検討をすすめています。
※ 日本製紙連合会:http://www.jpa.gr.jp/
資料保存の観点からみる再生紙
再生紙の使用は望ましいことですが、長期保存用の書籍や文書には、フレッシュパルプから作られた中性紙を使用することを、ISO9706では定めています。再生紙は原料となる古紙にさまざまな紙が混入する可能性があるからです。原料パルプ品質の一貫性や純粋性を保証できないこと、長期の耐久性についてほとんど研究されていないという問題点があります。