貴重な資料を未来へ
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11■資料保存の実行プロセス段階的な保存措置所蔵資料を整理・調査し、優先的に処置する資料を選び、保存計画を立て実行に移す。参考文献:木部 徹 「なにを選び、どう適用するか」 http://www.hozon.co.jp/report/kibe/kibe-no001-sentaku_tekiyou.html段階的な保存措置大量の資料の保存を考えるとき、手当たりしだいに手をつけるのではなく、全体像をつかむことからはじめなければならない。            計画性のない保存対策は長続きしない。保存には手間や人手、予算が掛かる。本当に必要な手立て(保存ニーズ)を明らかにし、保存対策を実行する。          「保存環境を整える」「代替品に取り替える」「媒体変換をする」「修復する」などの技術に加え、場合によっては、廃棄するという選択肢もある。資料保存を何から始めるか-1(図書や公文書を中心に) □ 資料群   ▼ □ 全体的な調査(ランダムサンプリング)   ▼ □ データ化・保存ニーズの分析   ▼ □ 保存方針の策定(優先順位の決定)   ▼ □ 保存計画の具体化   ▼ □ 保存処理の実行   ▼ □ 事業の検証資料保存の実践

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