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紙とデザイン 第1回(2008.04.01) ▲オススメ製品トップへ
ハイピカ×ポスター 松下計氏をたずねて 2/3 ハイピカ×ポスターがめざす「表出感」

ハイピカを用いて狙った効果

東京国立博物館 特別展「仏像 一木(いちぼく)にこめられた祈り」。この展覧会には、一本の木材から像の主要部分を造り出した一木彫(いちぼくちょう)の名品が全国から出品されました。2006年10月〜12月に開催し、約33万5千人の観客を集めました。

松下氏は、ポスター、チラシ、チケットなど告知媒体一式を制作。展覧会ポスターのうち1点にハイピカを使用しました。

はじめに、展覧会ポスターのデザインコンセプトをたずねると。

仏像のイメージって静か、穏やかですよね。でもバンとした、インパクトのあるものを狙いました。
そこで提案した図案が、140余りの仏像を配した「仏像オールスター」。そして、もう1点。展覧会の主役を押したてた図案です。こちらにハイピカを使用しました。
左に、国宝「十一面観音菩薩立像」(後期出品)、右に国宝「菩薩半跏像」(前期出品)、中央に、会期を通じて出品された「円空と木喰」の像を配しました。

このハイピカを使用したポスターは、B全サイズ。アイテム全体の柱となり、主に駅貼りとして用いられました。
歩く人たちの視線って流れていますよね。その視線の端にキラッとしたものをおきたかったのです。駅には、インパクトの強いポスターが並びます。その中で、目に止まるもの、差別化したものを作りたかった。光る紙には「表出感」がありますから。
松下氏のキーワードは「表出感」。数多くあるもののうちから、気づかれるもの。選ばれるもの。

そこで使用したのがハイピカE2Fシルバーでした。

▲東京国立博物館 平成館 特別展
「仏像 一木にこめられた祈り」ポスター▼

▲ハイピカを使用したB全サイズポスター

ハイピカ使用の苦心

インキだけで光を表現しようとすれば、限界がある。メタリック調の「光る紙」は、ともすれば、アルミの薄っぺらな感じが出てしまう。
ハイピカE2Fシルバーは、ハイピカシリーズの中ではマット調で和紙の風合いがあり、オフセット印刷が可能です。
松下氏は、紙の特性と印刷効果によって、「光の表出感」を追求しました。

外枠がポイントです。
断ち落しだとメタリックの紙のペラッとした感じが出てしまう。
外枠にマットな金を置くことで、全体に奥行き感を表現できるのです。

しかし、ハイピカを使用するにあたって難点が…。
仏像(木像)は、色数が少ないので、色の制約は比較的ゆるいのですが、インキを二度がけしても、どうしても地のグレーが出てしまう。そこで、背景以外の部分にオペークの白を引きました。以前、JRAのポスターで、オペークと四色刷りが完全に重なることがわかっていましたので、踏み切ることができました。
JRA Dream Horses 2000のポスターでハイピカを使用した経験が生きた、とのことです。

主役である仏像と背景の相乗効果についてたずねると…
仏像はフォルムが命です。この流れるような輪郭を際立たせたいと思いました。そのため、切り抜きで浮かないように、周辺部を砂目で荒らしました。
背景は、イエローをほぼ100%にして、じわじわっとした雲柄で微妙な光を表現しました。
金箔のような背景にぼうっと浮かぶ仏像。近くに寄ってみても、輪郭線の美しさを感じることができます。この効果は、印刷にスペシャルチームを組み、7稿の校正でようやく出たものだそうです。

(3へつづく)

▲マット・グロス調を揃えたハイピカシリーズ。
E2Fは、和紙のような地肌を持つマット調でシルバー・ゴールドの2色ある。

▲JRA Dream Horses 2000
「20世紀の名馬投票」キャンペーンポスターでハイピカを使用。

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