TTトレーディング: 2009年9月アーカイブ

―愛知県美術館ブログ―

 

 

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愛知県美術館は、089月に公式ブログを開設しました。国内の美術館・博物館ではブログを始めているところはまだ多くはありません。大半のブログは企画展の案内が中心ですが、愛知県美術館ブログは、美術館の裏方の仕事も写真入りで報告、作品の搬入・搬出や美術品の取り扱い方法、版画の額装、保存環境の調査などをわかりやすく解説しています。ブログの「裏方通信」の最新号(9/17)では、「修復室の話」として油彩画の修復を紹介しています。

ブログでは、日ごろ一般人が見ることのできないバックヤードの現場を垣間みることができます。(文責 神谷)

 

愛知県美術館ブログ: http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/

 

 

 

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―経営記録を確実に保存・利用する手法を学ぶ―

 

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会社史の編さんや企業博物館などの設立、運営などを支援している企業史料協議会(会員企業81社)は下記日程で研修講座を開催します。ビジネスアーキビスト業務を学ぶわが国唯一の講座です。

 

概略は下記の通り。非会員でも申し込み可。

詳細は企業史料協議会へ:http://www.baa.gr.jp/

 

期日:(第1部)20091022日(木)、29日(木)、115日(木)

    (第2部)20091113日(金)、19日(木)、26日(木)、123日(木)、10日(木)

時間①13301500、②15101640

        (各日共通、10/221320からオリエンテーション、16401700に自己紹介)

会場:厚生会館(千代田区平河町)、紙の博物館(北区王子)、たばこと塩の博物館(渋谷区神南)

定員:先着各30名。

受講料:入門コース12,000円(非会員は15,000円)、応用コース6,000円(非会員は7,500円)、全講座受講は41,000円(非会員は51,000円)

 

(カリキュラム) 一部変更の可能性もあり。

入門コース------------------------------------------------------------

10/22(木)

  「①  アーカイブズの意義とアーキビストの役割Ⅰ②アーカイブズの意義とアーキビストの役割Ⅱ」安藤正人(学習院大学大学院人文科学研究科教授)

10/29(木)

  「①  公文書管理法制定後のアーカイブズ」高橋 実(国文学研究資料館アーカイブズ研究系教授) 「②企業の活動と社会遺産としての企業史料」小風秀雄(お茶の水女子大学文教育学部大学院担当教授)

11/5(木)

  「①  企業制度の発達と資料」佐藤政則(麗澤大学副学長・経済学部教授)「②レコードマネジメント:最新動向とその課題」小谷允志(日本レコードマネジメント㈱レコードマネジメント研究所長)

応用コース-------------------------------------------------------------

11/13(金)

  「①資料の収集・評価・選別 ②資料の整理・管理と活用」佐藤政則(麗澤大学副学長・経済学部 教授)

11/19(木)

  「①社史概論:企業史料の活用」橘川武郎(一橋大学大学院商学研究科教授)

  「②企業ミュージアム:企画から設立。物資料の活用」半田昌之(たばこと塩の博物館学芸部長)

11/26(木)

  「①紙の話」辻本直彦(紙の博物館学芸部長)

  「②紙資料の保存環境と保存対策」稲葉政満(東京藝術大学文化財保存学教授)

12/3(木)

  「①著作権とは」銀座東法律事務所(弁護士)

  「②企業資料のデジタル化とは」森沢伊智郎(野村総合研究所 経営革新コンサルティング部部長)

12/10(木)

  「①事例研究Ⅰ企業における資料管理」青木直己(虎屋文庫研究主幹担当部長)

  「②事例研究Ⅱ日本脚本アーカイブズ 立上げ~未来像」香取俊介(日本脚本アーカイブズ特別委員会委員長)

以上

 

 

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『海を越えた和紙の魅力』―手漉き紙の多彩な展開―

 

16世紀以降、来航した海外知識人の記録した和紙の魅力を、初期の万国博などで確かめた西洋市民は生活にも活用した。そして紙史研究のD・ハンターは「和紙作りは世界最高の技術」と評価している。欧米で客観的あるいは科学的な視点で高く評価された和紙のすばらしさの広がりを展望し、和紙のすぐれた価値を探りたい。(講演会チラシより転載)

 

講演会概要------------------------------------------------------------

 

日時 平成211122日(日)10001700(閉会後に交流懇親会あり。会費別途。)

 

会場 昭和女子大学グリーンホール

    東急新玉川線三軒茶屋駅下車 南出口より徒歩5

    JR渋谷バスターミナルより三軒茶屋方面行き 昭和女子大学前下車

参加費 一般3500円(機関誌『和紙文化研究』第17号および講演要旨集を含む)

定員 250

申込方法 参加費の事前払い込みによる受付

    郵便振り替え用紙に 住所 氏名 電話・FAX番号 専門分野もしくは所属を記入の

    上、参加費払い込み。

締め切り 1111日(水)

振込先 郵便振替口座:00170-8-402506 『和紙文化講演会』

事務局 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8

    東京藝術大学 大学院美術研究科 保存科学気付

    第17回 和紙文化講演会事務局 稲葉政満

    東京藝大内 FAX 03-5685-7780

特設携帯電話 080-6730-8581(会期までの平日午後1時から6時まで対応)

    *会場の昭和女子大学へのお問い合わせはご遠慮ください。

 

講演プロブラム----------------------------------------------------------

 

940 開場

10001010 開会挨拶 大江礼三郎(東京農工大学名誉教授)

10101100 講演(1)「和紙産業を陰で支える功労者たち」 森木佳世子(㈱森木ペーパー)

11001150 講演(2)「西欧の和紙コレクション」 稲葉政満(東京藝術大学大学院教授)

13201410 講演(3)「和紙に魅せられて」 リチャード・フレービン(和紙アーティスト、和紙作家)

14101500 講演(4)「海外の修復専門家は和紙をどう見ているのか」 増田勝彦(昭和女子大学教授)

15301620 講演(5)「西洋人による和紙認識の展開」 久米康生(和紙文化研究会代表)

16201650 総合討議 座長:熊谷紀子(江戸東京博物館)

16501700 閉会挨拶 半田正博(東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター教授)

(文責 神谷)

 

勉誠出版が発行する『勉誠通信12号』(pdf)に和紙文化研究会代表 久米康生氏の投稿文

を掲載。タイトルは、『「和紙は世界最高」と絶賛した紙史研究の権威』で、紙史研究のD・ハンター

について書かれています。

 

『勉誠通信12号』:

http://www.bensey.co.jp/webpr/012.pdf

 

 

 

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『大学博物館事典』(2007.8、日外アソシエーツ)によると160館以上の大学博物館があるという。

 

TOKYO 大学博物館ガイド』は、首都圏を中心とした大学や類縁施設に付設された100ヵ所の博物館の案内書です。大学博物館の多くは創始者の足跡をたどったり、研究成果を公開したりしています。公立の博物館などとくらべ、個性的でユニークな施設が多いのも特徴です。著名な建築家が設計した建物や歴史を感じさせる重厚な内部、特色のあるコレクションなどを美しい写真とともに紹介しています。

「海外の美術館や博物館、有名な作品の展覧会は行列をしても見るけれど、自分の近くにあるものには案外目が向かないことが多いようだ。」(同書より)

在校生や卒業生にかかわらず、大学博物館は誰もが訪れることができます。(文責 神谷)

 

著 者:大坪 覚

発行所:ブルース・インターアクションズ http://bls-act.co.jp/books/2310

発行日:200999日、A5判、127p 定価 1,800円(税別)

 

 

 

 

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33回文化財の保存及び修復に関する国際研究集会 東京文化財研究所主催

 

日本絵画の修復技術について、その材料や工程を確認するとともに、最新の試みについても検討する研究集会です。海外での修復事例も発表。参加者には、次年度に研究集会の報告書が送られる予定です。

 

日 時 : 20091112日(木)10201600(懇親会は17301930

              13日(金)10001650

             14日(土)10001600

場 所 : 東京国立博物館 平成館 大講堂

http://www.tnm.go.jp/jp/guide/map/heiseikan.html

 

参加費 : 当日支払い 一般9,000円、学生3,000円、懇親会は、一般登録者が無料、学生登録者が4,000

締 切 :1018日(日)

申込先 : 東京文化財研究所 保存修復科学センター(近日中に詳細を掲載予定)

http://www.tobunken.go.jp/~shufuku/sympo2009/index.html

 

プログラムの概要--------------------------------------------------------

1112日(木)

開会の挨拶

「日本における絵画修復の理念」鬼原俊枝(文化庁)

「日本絵画修復における自然科学の役割」川野邊 渉(東京文化財研究所)

「大英博物館における日本絵画の保存修復」杉山恵助、ジョアンナ・M・コセック(大英博物館)

「クリーブランド美術館における東洋絵画修復」ジェニファー・ペリー(クリーブランド美術館)

東京文化財研究所事業「在外日本古美術品の修復協力プロジェクト」における海外工房での修復 中山俊介(東京文化財研究所)

懇親会(会場未定)

 

1113日(金)

「材料からみた和紙の歴史的変化」大川昭典(和紙技術研究者)

「和紙の保存性」稲葉政満(東京芸術大学)

「ドイツにおける紙文化財修復への和紙の利用」クラウス-ウルリッヒ・ジモン(ドイツ技術博物館)

「補紙・補絹の動向」加藤雅人(東京文化財研究所)

「絵画修復に使われる糊と布海苔」早川典子(東京文化財研究所)

「日本の膠」森田恒之(愛知県立芸術大学客員教授)

「修復における新たな試み」田畔徳一(国宝修理装こう師連盟)、川野邊 渉、加藤雅人(東京文化財研究所)

「新しい材料と新しい技術―科学の裏づけと技術者の選択―」山本記子(国宝修理装こう師連盟)、早川典子(東京文化財研究所)

 

1114日(土)

「フリーア美術館における科学的研究と絵画の保存修復」ブライス・マッカーシー(フリーア美術館とアーサーM・サックラーギャラリー)

「ボストン美術館における日本絵画コレクションの保存修復と科学分析」ジャッキー・エルガー(ボストン美術館)

「伝統を継承する先端施設の取り組み―九州国立博物館の場合―」本田光子、藤田励夫、志賀智史(九州国立博物館)

総合討論会

閉会の挨拶

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(文責 神谷)

 

 

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日本で、「害虫」という言葉が使われるようになったのは20世紀になってからで、化学殺虫剤の利用も第一次大戦以降と意外に歴史は浅いという。(『害虫の誕生』瀬戸口明久、ちくま新書2009.7

 

―本書は、やみくもに化学薬剤を使用して、瞬時に有害生物を致死させることを希求するのではなく、まず、「カビとは何か?昆虫とは何か?」といった基礎知識を持ち、状況に合わせて適切に対処することが「IPM」の第一歩であると考えています。―(まえがきから)

 

内容の前半は、カビや昆虫、ダニの基礎知識と検査法について詳述し、後半をIPM(Integrated Pest Management :総合的有害生物管理)に割いています。温度・湿度の管理やIPMの手順、薬剤および薬剤以外による対策など、IPMの観点からさまざまな対処法を述べています。最終章では建築的対策にも言及。

保存の現場で実際に使ってみて効果のあった検査法や機器類なども豊富な写真とともに紹介しています。(文責 神谷)

 

著 者:川上裕司 杉山真紀子

発行所:雄山閣 http://www.yuzankaku.co.jp/ (掲載時点では新刊案内には載っていません)

発行日:2009831日、A4判、174p 定価4,000円(税別)

 

主要目次-------------------------------------------------------------

 

第1章カビの基礎知識と検査法

カビの語源と種類数/カビの分類/カビの形態と特徴/カビの生態/カビの検査に必要な器具・機材と培地/絵画・紙作品などのカビ検査法/展示室・収蔵庫のカビ検査法/カビの培養と同定検査法/博物館や美術館の作品・収蔵庫・展示室で分離されるカビの特徴

2章昆虫およびダニの基礎知識と検査法

昆虫やダニについての基礎知識/昆虫の分類/昆虫の形態/昆虫の生態/昆虫およびダニの調査と同定検査

3IPMとは?

世界の美術品・文化財保存の歴史/IPMのはじまり/IPMはチームプレー/IPMの利点

4章カビ・害虫対策~IPMの実践~

温度と湿度/IPMの手順

5章薬剤による対策

薬剤を使用する理由/成分と種類/防虫剤/生態的防除薬剤/昆虫成長制御剤/認定薬剤の一覧表/

6章物理的な対策~薬剤以外の方法~

温度による殺虫/低酸素濃度によるカビ・害虫防除/照射法―電磁波―

7IPMに適した建築的対策

開口部/空気調和設備/収蔵庫/展示室/外回り、庭園 

参考文献/索引

 

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その他、博物館・美術館のIPMに関する近年の出版物は下記の通り。

・『文化財害虫カード改訂版』編著者:東京文化財研究所、発行所:クバプロ、発行日:2009/07、A4判厚紙4枚 定価:700円(税別)

・『文化財生物被害防止ガイド DVD』編著者:東京文化財研究所、発行所:クバプロ、発行日:2004/08、A5判、収録時間:57分 定価 4,200円(税別)

・『文化財保存環境学』著者:三浦定俊・木川りか・佐野千絵、発行所:朝倉書店、発行日:2004/12、A5判、212p 定価 3,800円(税別)

・『文化財害虫事典―博物館・美術館におけるIPM(総合的害虫管理)推進(2004年改訂版)』著者:東京文化財研究所、発行所:クバプロ、発行日:2004/04、B5判、231p 定価5,000円(税別)

・『博物館の害虫防除ハンドブック』著者:杉山真紀子、発行所:雄山閣、発行日:2001/01、A5判、218p 定価:2,800円(税別)

 

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東京大学大学院農学生命科学研究科 江前准教授がWebに掲載 

 

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同大学院、生物材料科学専攻製紙科学研究室の江前敏晴准教授は、日本学術振興会の科学研究費基盤プロジェクト「紙文化財修復法の妥当性評価―水によるクリーニング工程の考察―」を進めています。研究の一環として、文化財料紙の修復工房を対象にアンケートを募っています。締め切りは200911月末で、20102月に報告書がまとまる予定です。回答者には研究成果である報告書が送られます。(文責 神谷)

 

アンケートのページ:

http://enomae.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/PaperConservation/

 

江前氏は、紙の塗工と印刷品質や紙の物理学、紙の物性分析などを研究しています。サイトには、専門家向けの講座「紙の科学」や小学校低学年以上を対象とした「楽しい紙の科学」などが載っています。

『江前敏晴のホームページへようこそ』: http://psl.fp.a.u-tokyo.ac.jp/hp/enomae/

 

 

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