TTトレーディング: 2009年6月アーカイブ

紙パルプ業界新入社員教育用マニュアルです。

 

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紙業タイムス社(東京都千代田区)は、紙パルプ産業界の最新情報を発信する専門出版社です。月2回の雑誌『紙業タイムス』の発刊や業界向けの専門書出版などを事業としています。

『知っておきたい紙パの実際 2009』は、入社35年程度の社員を対象に書かれていますので、初心者にもわかりやすい内容です。

 

本の内容は、紙の歴史に始まって、製造方法・種類・規格、紙パの原燃料事情や業界構造などを平易に解説しています。後半には、基礎用語集やパルプの品種分類、主要メーカーの生産高などの最新データが載っています。

 

発行所:紙業タイムス社

発行日:2009.6.25、A5判、196p 定価 2,000円(税別)

購入やお問い合わせは、下記へ。

紙業タイムス社 : http://www.st-times.co.jp/

 

 

 

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   和装本の保存方法における新案―平置き、縦置きに対応する保存箱の活用―

 

200961314日に開催された第31回文化財保存修復学会(岡山県倉敷市)のポスターセッション(P083)で和装本用の保存箱の提案がありました。

 

一般的に和装本は平置きが原則です。本の構造そのものが柔らかくできているため、縦置きはなじみません。東京国立博物館が所蔵する約65千冊の和装本を、従来の帙(ちつ)から簡易で機能性の高い保存箱へ切り替えるプロジェクトが07年度からスタートしています。新案の保存箱は新型保存箱と新型簡易保存箱の2種類です。特に貴重で入れ物のない本から優先的に、3年間で255個の保存箱を作成しました。

新型保存箱は、中性の布クロスで芯材をくるんだ上製箱です。簡易保存箱は、中性ダンボールを使った保存箱です。

    

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棚に整然と整理するために所蔵本をサンプリング調査し、保存箱の大きさを大中小の3種類に決めました。寸法を3種に集約したため、本のサイズとのギャップができましたが、土手のようなスペーサーを取り付けることにより、本を安定させることができました。箱の重量も従来の帙と比べ新型が2分の1、簡易保存箱が4分の1になったといいます。重量が軽くなった分、本への負担が少なくなるという効果もあります。

 

箱の上蓋の内側に、付箋などの付属物を入れるポケットを取り付けたり、物品No.を記入したりすることもできます。場合によっては中身の写真を貼り内容物がわかるようにすることもできます。

 

「新型保存箱の考え方は、和装本に限らず、さまざまな博物館資料にも応用できそうです。  簡易保存箱は、手加工ではなく、マットカッター(CAD*)を使って量産することも検討しています。材料やデザインもさらに改良し、よりよい容器にしていきたいと思っています。現在では、3名のプロジェクトメンバーのうち2名が週に3日、箱作りをしており、新型保存箱で一日2.5個、簡易箱で一日4個のペースで製作しています。」(米倉乙世さんの話)

 

(研究メンバー)

米倉乙世 鈴木晴彦 本多 聡(東京国立博物館 保存修復支援技術者)

神庭信幸 土屋裕子(東京国立博物館)

山田祐子 (保存修理技術者)中安知佳(東京芸術大学)

 

CAD computer-aided designの略) コンピュータを利用して機械、各種建築物、電子回路など、設計を行うシステムの総称。機械が自動的に図面を書いてくれるので、従来の手書きから可読性や設計システムも飛躍的に向上した。ペン先をカッターの刃に取り換えれば、紙の切り抜きができるようになる。(文責 神谷)

 

文化財保存修復学会第31回大会(山陽新聞WEB NEWS 6/12より) :

http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2009/06/12/2009061222203341000-s.html

 

東京国立博物館 :

http://www.tnm.go.jp/jp/

 

 

 

 

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binokeisho12.jpg岡山県倉敷市の加計(かけ)美術館では、市内で開催の文化財保存修復学会第31回大会(6/14に終了)に合わせて「美の継承~保存と修復」を開催中です。会期は7/12(日)まで。

 

美術館では、文化財の修復にはどのような科学的調査が行われるのか、その一端を紹介しています。たとえば、地元ゆかりの洋画家 児島虎次郎(1881-1929年)作品≪劇の人物≫には紙を芯材に使った「張子額(はりこがく)」という珍しい額装を施しています。張子額は、紙に型をつけて額の装飾部分をつくります。表面は漆などの塗料で仕上げ、非常に軽い額縁になります。会場ではX線写真による解析をしています。このほか洋古書や古文書の修復実例や浮世絵版画の非破壊分析などの調査報告なども展示されています。(文責 神谷)

 

加計美術館 : http://www.kake.ac.jp/kakebi/

 

 

 

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NPO法人共同保存図書館・多摩 法人化第一回総会記念講演記録

koukyoutoshokantokyouroku.jpg本書は、2008525日に開催されたNPO法人 共同保存図書館・多摩(略称 多摩デポ、調布市深大寺)の法人化記念総会の記念講演の記録です。講演者は元国立国会図書館副館長の安江明夫氏。安江氏は、「IFLA(国際図書館連盟)資料保存の原則」の変遷などを例に、「利用のための資料保存」の考え方にいたった経過を述べています。資料保存におけるプリザベーションとコンサベーションの違い、資料保存の定義などもわかりやすく解き明かしています。

後半は、公共図書館における資料保存を説明、資料の廃棄や地域内仕組みのつくり方、共同保存図書館の運営とサービスなどについての話です。共同保存図書館の出現によって、図書館のコンセプトが変化すること、ネットワーク化や広域化がさらに進展することにも言及。専門用語の解説もあり、初心者でも読みやすい内容になっています。

 

 

 

 

 

共同保存図書館とは、デポジット・ライブラリー(保存図書館 deposit library)と呼ばれ、複数の図書館で所蔵が困難になった資料を一ヶ所に集め、共同で保存する仕組み。書誌・所蔵情報の管理と提供を行い、物流システムを保障して、各図書館の求めに応じて利用者が必要とする資料を貸し出す保存センター。利用率の落ちた資料も捨てないで保存できること、収納スペースが節約できることなどのメリットがあります。(多摩デポサイトより抜粋)

 

多摩デポは、200210月に発足した「多摩地域の図書館をむすび育てる会(略称 多摩むすび)」が母体となってできた団体です。当時、東京都立図書館の縮小・再編問題があり、大量除籍による図書の散逸が懸念され、市町村立図書館長協議会が引き受けた約5万冊の本が蔵書のベースとなっています。元図書館員や地域住民などのボランティアが5万冊の本を横断検索により重複調査し、「保存資料シール貼り」を行いました。昨年4月にNPO法人として正式に登記され、7月からは「図書館資料の里親探し」も始めています。これは、多摩地域の図書館で複本があるため除籍された資料などを、必要としている図書館に仲介する事業です。

 

多摩デポ : http://www.tamadepo.org/

多摩デポの正会員は101名、3団体で賛助会員は33名、2団体です。

 

多摩デポブックレット1『公共図書館と協力保存』-利用を継続して保証するために-

著者:安江明夫

発行:特定非営利活動法人 共同保存図書館・多摩

発売:けやき出版  http://www.keyaki-s.co.jp/

発行日:2009.5.31、A5判、46p 定価 600円(税別)

ブックレットは年3回の刊行を予定しているそうです。

 

購入やお問い合わせは、多摩デポまで。

E-mail : depo_tamayahoo.co.jp (アットマークは半角に)

182-0011 東京都調布市深大寺北町1-31-18 FAX 042-484-3945

 

 

 

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東京都小平市の市史編さん室の活動

 

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小平市1962(昭和37)年に市制移行し2012年に50周年を迎えます。昨年10月に市史編さん室**を開設。

 

以下、創刊号の寄稿文「市史編さんに地域情報・資料の拠り所をおもう」(89p、小平図書館友の会会員 氏家和正氏)から一部抜粋しました。

 

以下抜粋--------------------編さんの基本方針***では「小平市の歴史を明らかにし、魅力ある郷土を後世に伝え、これからも住み・働き・学び・訪れたいまちとしての魅力づくりに努めること」とその理念をうたい、編集方針にはふつうの市民にとって読みやすいようにすると書かれています。・・・市史というと歴史の、ことに地域史の研究者しか読まないものとイメージされやすく、また少し構えたものもありますが、そういう危惧はないようです。編さんの経過、そのときどきの成果などをホームページなどで順次公開、市制50周年にあたる2012年度に通史を刊行とのこと、ありがたいことです。-------------------以上

 

小平市史の刊行は、今年度の史料集から2014(平成26)年度の概要版まで決まっています。市史編さん事業推進本部の本部長を小林正則市長がつとめ、市史編さん委員会の委員長を東京学芸大学の大石学教授がつとめています。

市史研究創刊号では、市民と一体となった小平市の組織的な取り組みを目指していることが読み取れます。

 

小平市では市史編さんにあたり、古文書や明治以降の記録、写真、チラシ、ポスターなどの資料や情報を集めています。連絡先は、TEL042-341-2324(小平市企画政策部市史編さん担当)

 

 

◆市史編さん担当、企画政策部参事の蛭田廣一氏が、下記セミナーでお話します◆

 

6回アーキビスト・カフェ

テーマ:

「小平の歴史を拓くライブラリアン兼アーキビストとして市史編さんの扉を開く

話題提供:蛭田廣一さん(小平市企画政策部市史編さん担当)

日時:2009620日(土)17301930

場所:賀川豊彦記念・松沢資料館(東京都世田谷区上北沢)

参加費:500円、6/16(火)申込締切

 

申込詳細は、アーキビスト・サポートサイトで:http://www.ne.jp/asahi/archivists/support/

 

 

『小平の歴史を拓く―市史研究―』創刊号

小平市企画政策部 市史編さん担当 編集・発行

2009.3.25、A5判、98p 定価 290

初版1,000

同市内の図書館や市役所市政資料コーナーなどで販売中。(文責 神谷)

 

*小平市トップページ : http://www.city.kodaira.tokyo.jp/

**小平市地域資料のページ : http://library.kodaira.ed.jp/local_top.shtml

***小平市史編さん基本方針(PDF) : 

http://www.city.kodaira.tokyo.jp/sections/shishi/attached/attach_8894_1.pdf

 

 

 

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