ブログもんじょ箱でタグ「米国の図書館コレクション・テクニカルサービス協会、保存のヒント」が付けられているもの

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米国図書館協会(ALA:American Library Association)が主催する"Preservation Week"2015426日(日)~52日(土)まで開催予定です。ALAの下部組織の図書館コレクション・テクニカルサービス協会(ALCTS:Association for Library Collections & Technical Services)は"Preservation Week"に合わせ、身近なモノの保存のヒントをサイトに掲載しています。

 

以下の通りです。

(オーディオ)

1.     カセットテープやオープンリールテープなどの磁気テープ、CDやLPレコードなどは、涼しく乾燥した場所にタテ置きにして保管する。

2.     再生機器は清潔できちんと稼働することを確認する。

3.     出来事や場所、人、日付などがラベルに記入されていること。

4.     オープンリールテープの場合、磁気転写の影響を最小限にするために、テープはリールに逆方向に巻き取って保存するべきである。(訳者注:「マスター巻き」という。録音・再生し、向かって右のリールに巻き取られた状態のまま保存すること。)

5.     (カセットテープなどは)誤って上書きされないようコピー防止のツメを折っておくこと。

 

(図書)

1.     直射日光を避けて、人が快適と感じられるような環境に保管すること。

2.     皮装本などは(表紙が崩れて褐色の粉を発生するおそれがあるような場合)ポリエステルのカバーを装着すること。脆弱もしくは傷んでいる書籍は保存箱に入れること。

3.     本は清潔な乾いた手で取り扱うこと。

4.     害虫やカビの被害を最小限にするため、本の天の部分のホコリを定期的に払うこと。

5.     木製の棚の場合は水系のポリウレタンかラテックス塗料でコーティングされていること。

 

(映画やホームビデオ)

1.     ホームビデオは涼しくて乾燥した場所に保管すること。

2.     ホコリや光が入らぬよう、付属のケースか箱に保管すること。

3.     出来事や場所、人、日付などのラベルが記入されていること。

4.     ビデオテープが巻き取られた状態で保存すること。(オーディオの4と同じ)

5.     地域のホームムービーの日に参加して、家族や地域社会の動画を共有すること。

 

(デジタルデータ)

1.     複数のメディアを複数の場所にデータのコピーとしてバックアップ保管しておくこと。

2.     データに名前を付けて、メタデータ(データに関する情報)を追記しておくこと。

3.     ソフトやOSのバージョンアップのタイミングに合わせデータを移行すること。

4.     PDFJPGTIFFなどの普及している安定したファイル形式で保存すること。

5.     電子メールや写真など、特に重要と思われるデータファイルを選んで保存すること。

 

(染織品)

1.     人が快適と感じられるような環境で保管すること。地下室は湿気が多くカビが生えやすいので注意する。

2.     光やホコリからまもるため、保存箱に入れたり、染織品を巻いたり、カバーでくるんだりすること。虫がいないか定期的に点検すること。

3.     特に必要でない限り折りたたまないこと。必要な場合は、折り目がつかぬようティッシュを詰めること。

4.     変色を最小限にするため直射日光を避けて展示すること。

5.     由緒のある衣服はパッドのついたハンガーにかけ、無地の綿布でカバーをすること。

 

(文書類)

1.     人が快適と感じられるような環境で文書類を保管すること。地下室は湿気が多くカビが生えやすいので注意する。

2.     使いやすさを考え、中性紙のフォルダや保存箱に文書を整理し、光やその他の損傷からまもること。

3.     文書は清潔な乾いた手で取り扱うこと。

4.     展示するときは絵画作品や文書類を直射日光にさらさないこと。

5.     巻いてあったりたたんであったりして固着した文書などは無理に開かず修復家に相談すること。

 

(スライド)

1.     スライドは涼しくて乾燥した環境に保管すること。

2.     ホコリや光が入らぬよう、カローセル(映写機に付属しているドーナツ型カートリッジ)や箱に入れて保管すること。

3.     出来事や場所、人、日付などのラベルが記入されていること。

4.     ポリエステルやポリエチレン、ポロプロピレンなどのスリーブにゆとりを持たせて保管すること。塩ビ(PVC)素材のスリーブは使わないこと。

5.     スライドが汚れている場合、水とエタノールの混合液をしみこませた綿棒で、乳剤面ではなく、フィルム面を拭くこと。乳剤面には、(カメラに使う)ブロワーや穂先の柔らかいブラシを使うこと。

 

(写真)

1.     清潔で乾いた手で写真を取り扱うこと。

2.     中性紙でできたアルバムかポリエステルやポリプロピレン、ポリエチレンのスリーブで保管すること。

3.     写真を(アルバムなどに)装着するときは写真用コーナーを使用し、接着剤やテープなどは使わないこと。

4.     人が快適と感じられるような環境で文書類を保管すること。地下室は湿気が多くカビが生えやすいので注意する。

5.     展示する場合は、直射日光が当たらないようすること。

 

(スクラップブック)

1.     スクラップブックは人が快適と感じる環境で保管し、直射日光を避けること。

2.     古くて傷みやすいスクラップブックは保存箱に寝かせて保管する。本棚に立てて置かないこと。

3.     清潔で乾いた手でスクラップブックを取り扱い、重たい場合は片手で下を支えながらページをめくること。

4.     新しいスクラップブックは中性紙製品を使うこと。

5.     (写真を装着する場合は)テープやゴムのりではなく、写真用のコーナーを使うこと。

 

 

"Quick Tips to Save Your Stuff"(英語):

http://www.ala.org/alcts/confevents/preswk/quick-tips

(文責 秋田)

 

 

 

 

 

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