東京国立博物館では2009年に東洋館の耐震調査をし、耐震補強工事を実施しました。補強方法は、開口部に筋交いを入れる「鉄骨ブレース」と既存の壁を厚くする「耐震壁」工法の二つを使い分けしています。館設計者のデザインを伝承するため、展示棟は耐震壁、レストランなどがある附属棟には鉄骨ブレースを設置しました。
東洋館は、耐震工事によって2011年3月11日の東日本大震災でも建物自体は無事だったそうです。
「1089ブログ」では、日頃見ることのできない博物館の耐震工事の様子がイラスト・写真入りで紹介されています。(文責 神谷)
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