ブログもんじょ箱でタグ「時を貫く記録の保存、日本の公文書館と公文書管理法、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会近畿部会」が付けられているもの

tokiwoturanuku.jpg

 

本書は、2009726日に開催された全史料協近畿部会の定例研究会100回記念の公開シンポジウムの記録です。直前の624日に公文書管理法が国会で成立しました。このタイミングに合わせて開催されたシンポジウムです。

 

国立公文書館の高山館長は、国立公文書館の新体制や日本の公文書館の現状、諸外国の公文書館との比較と公文書管理法成立までの経緯をわかりやすく述べています。高山館長と井口館長(京都府立総合資料館)の対談では、法律制定の重要性や国と地方の関係、近畿地方の現状などが話し合われました。対談の中で、前鳥取県知事の片山善博氏(現総務大臣)の話が紹介されています。公文書館管理は、公務員の生活習慣病対策であるということです。行政の現場では、できるだけ公文書を作らないでおこう、作った文書は可能なら公的に皆がみられるようなところへ置かないで、墓場へ持っていきたいという意識があるといいます。このような生活習慣が身の中まで染み込んでいるため、改めねばならないと言っています。

 

近江八幡市地域文化課の烏野茂治氏は「全史料協近畿部会の歩み」で17年間の近畿部会の歴史を話しました。最後はパネルディスカッションで、会場からの質問に応える形で、国立公文書館が地方に対してできることやデジタルアーカイブズの推進、地域を知るためのアーカイブズの役割等々が話し合われました。

 

主な内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

講演 時を貫く記録の保存-日本の公文書館と公文書管理法制- 高山正也(国立公文書館長)

対談 国立公文書館と自治体公文書館-公文書館と地域史料- 高山正也・井口和起(京都府立総合資料館長)

報告 全史料協近畿部会の歩み 烏野茂治

パネルディスカッション 高山・井口・烏野 司会:藤吉圭二・福島幸宏

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『時を貫く記録の保存-日本の公文書館と公文書管理法-』

岩田書院ブックレット アーカイブズ系A16

全史料協近畿部会編

 

発行:岩田書院

20113月刊 初版

A5判・92頁・並製本

ISBN978-4-87294-679-6 C1321

1400 (税別)

http://www.iwata-shoin.co.jp/

 

(追記)岩田書院は2011年の学会・研究会の売り上げの10%を被災史料保全への支援募金にすることを表明しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/34357955.html

 

(文責 神谷)

 

 

 

|
株式会社TTトレーディング
デジタルもんじょ箱トップへ

タグ

最近のトラックバック

過去の記事