本書は、2012年1月19・20日に奈良県立図書情報館で開催された研修会のテキストです。
日本図書館協会は、2011年4月後半から被災地図書館支援隊を組織、施設委員会の委員が東日本大震災の被災図書館の状況を把握してきました。
テキストには施設委員会委員の発表や現地報告、今後の対策などが書かれています。
JLA(日本図書館協会)会員に配布された冊子です。
「東日本大震災に学ぶ」
編集・発行: 社団法人 日本図書館協会
発行日: 2012年1月19日
判型: A4判、102p
定価: 3,000円(税別)
ISBN978-4-8204-1113-0
内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじめに
植松貞夫(日本図書館協会施設委員会委員長、筑波大学教授)
1.被災図書館現地調査報告-公共図書館地震・津波の被害
川島 宏(日本図書館協会施設委員会委員、栗原研究室)
2.その時何が起り、どのように行動したか
・公共図書館:その時何が起こり、どのように行動したか-東松島市の場合
加藤孔敬(東松島市図書館副館長)
・大学図書館:そのとき私たちができたこと-東北大学附属図書館が遭遇した
東日本大震災
小陳佐和子(東北大学附属図書館情報サービス課長)
3.施設安全のためのチェック・ポイント
1.はじめに
植松貞夫(日本図書館協会施設委員会委員長、筑波大学教授)
2.施設安全のためのチェックシート
日本図書館協会施設委員会
3.非構造部材-起こり得る問題と対策
柳瀬寛夫(日本図書館協会施設委員会委員、岡田新一設計事務所)
4.家具類-本の落下対策を中心に
柳瀬寛夫(日本図書館協会施設委員会委員、岡田新一設計事務所)
5.安全な避難のために-公共図書館での滞在利用に関する行動調査から
中井孝幸(日本図書館協会施設委員会委員、愛知工業大学准教授)
4.支援と復興に向けて
長期的視点に立ったコレクション復興支援と地域資料の保存体制
齊藤誠一(日本図書館協会施設委員会委員、NPO法人共同保存図書館・多摩理事)
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(文責 神谷)