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本書は、マイクロフィルムの構造や製造方法とその歴史などの基礎知識に始まり、大規模マイクロ化の実例や劣化のメカニズム、保存環境や取り扱いなどの実践的な内容まで、幅広くマイクロフィルムに関する知識を取り上げています。

 

全体は、第Ⅰ部 フィルム資料の基本、第Ⅱ部 マイクロフィルムの劣化と保存環境、第Ⅲ部 現状と課題、の3部に分かれていますが、特に「現状と課題」には全180ページの約半分のページ数を割いており、マイクロフィルムの保存の現状や保存の考え方などが詳しく述べられています。

 

マイクロフィルムの保存については、過去にリーフレットやマニュアル、劣化調査報告書などが様々な機関などから出版されていますが、ここまでまとめられた日本語文献はなかったように思われます。博物館や美術館、公文書館など、図書館以外の機関においても十分に役立つ文献です。

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

はじめに

第Ⅰ部 フィルム資料の基本

1章          マイクロフィルムの基礎知識

1.1資料としてのマイクロフィルム

1.2マイクロフィルムの構造と種類

1.3マイクロフィルムの取り扱いと収納

2章          メディアとしてのマイクロフィルム

2.1マイクロフィルムの出現と影響

2.2 20世紀中期のニューメディア

2.3マイクロフィルムのコレクションの種類

2.4資料保存の媒体としてのマイクロフィルム

3章          製造・撮影現場からみたマイクロフィルム

3.1フィルムの製造から撮影・現像まで

3.2マイクロフィルムの特性

3.3大規模マイクロフィルム化の作業

第Ⅱ部 マイクロフィルムの劣化と保存環境

1章       マイクロフィルムの保存と劣化対策

1.1マイクロフィルムの劣化とその要因

1.2マイクロフィルム劣化対策の基本

附節 水損フィルムの復旧について

2章       フィルムの保存環境

2.1資料保存のための環境整備

2.2温湿度管理とカビ対策

2.3空気清浄と酢酸対策

第Ⅲ部 現状と課題

1章       日本の図書館におけるマイクロフィルムの保存の現状

1.1公的統計からみたマイクロフィルムの現状

1.2訪問調査からみたマイクロフィルムの現状

1.3質問紙調査からみたマイクロフィルムの現状

1.4自由記入から浮かび上がる諸問題

2章       マイクロフィルム保存のための方策

2.1マイクロフィルム保存の考え方

2.2劣化発症の前に

2.3劣化対策の初動

2.4状態調査

2.5調査のあとで

おわりに

 

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 『図書館資料としてのマイクロフィルム入門』 

編者: 小島浩之

著者: 安形麻理・上田修一・小島浩之・佐野千絵・野中治・矢野正隆

発行者: 公益社団法人 日本図書館協会

http://www.jla.or.jp/publications//tabid/87/pdid/p11-0000000420/Default.aspx

発行日: 2015330

定価: 1700円(税別)

 

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なお、東京大学経済学部資料室では上記出版に合わせ、『図書館・博物館・文書館のためのマイクロフィルム保存ガイド』(A3、二つ折り、フルカラー)も制作しています。マイクロフィルム保存のためのエッセンスが豊富な写真図版とともに書かれています。

 

上記の保存ガイドは、4/27にサイトにアップされました。(pdf5.75MB)

http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/56684/1/micro_guide.pdf

詳しいお問い合わせは、

東京大学経済学部資料室へ FAX 03-5841-5531、 e-mail shiryoe.u-tokyo.ac.jp (@は半角に)

 

 

(文責 秋田)

 

 

 

 

 

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