レポート: 2013年11月アーカイブ

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新着文献 『被災資料救助から考える資料保存―東日本大震災後の釜石市での文書レスキューを中心に―』青木 睦著 

 

本書は、2012225日に開催されたNPO法人共同保存図書館・多摩 第13回多摩デポ講座の講演記録です。講演者は、国文学研究資料館研究部准教授の青木 睦氏。東日本大震災後の釜石市での文書レスキューを主導された経験をもとに、資料の救助方法や日ごろの心得などを述べています。

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

はじめに

行政文書の組織的レスキュー始まる

 歴史資料としての「公文書」

 釜石市の公文書レスキューに着手

 「文化財レスキュー事業」での文書救助活動

釜石市での文書救援活動

 完全に流されてしまった戦災資料館

 文書救助作業の実際

 リスト作成は、早期の取り組み

 全滅・壊滅的ではなかったからこそ救助できた

文書の救助とその処置方法の経験

組織としての取り組みなればこそ

文化を伝えていくための日頃の心得

 優先順位を明確にしておく

まとめ

 

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多摩デポブックレット8

『被災資料救助から考える資料保存―東日本大震災後の釜石市での文書レスキューを中心に―』

著者 :青木 睦 

発行 :特定非営利活動法人 共同保存図書館・多摩

発売 :けやき出版  http://www.keyaki-s.co.jp/

発行日 :2013111日、A5判、45p 定価 600円(税別)

 

(文責 神谷)

 

 

 

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本書は、201323日(日)に同タイトルで福島県文化センターにおいて開催されたシンポジウムがもとになっています。2011311日の東日本大震災以後、福島大学はふくしま歴史資料保存ネットワークや関係機関、自治体などと協力し、歴史資料の保全活動や復興支援のための学術研究を進めています。一方で原発事故による警戒区域の文化財の保全という困難な問題を抱えており、シンポジウムでも双葉町や大熊町、富岡町などからの報告が中心となっています。

 

第一部の「福島県における被災文化財等救援活動の経緯と課題」と第三部の「福島からの提言―震災ミュージアム(仮称)の設置に向けて―」は本書のために新たに執筆されたものです。

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

はじめに - 本書の構成と概要 阿部浩一

シンポジウム開会の挨拶山川充夫

【基調講演】歴史資料の魅力と活用五味文彦

 はじめに

 一 歴史資料を読み直す

 二 歴史資料のレスキュー

 三 地域の力を歴史に探る試み - 活用に向けて

 

第Ⅰ部 原発事故警戒区域内の文化財保全

   - 被災文化財の今後を考える

福島県における被災文化財等救援活動の経緯と課題丹野隆明

 はじめに

 一 本県の被災状況

 二 文化財の復旧事業の実施状況

 三 平成二三年度における文化財レスキュー活動

 四 平成二四年度文化財救援活動

 おわりに

 

双葉町における文化財レスキューの現状と課題吉野高光

 はじめに

 一 資料館及び町の被災状況

 二 放射線とのたたかい

 三 指定文化財と無形文化財

 四 今後の課題

 

大熊町内の被災文化財救出活動について中野幸大

 はじめに

 一 民俗伝承館及び町内の被災状況

 二 民俗伝承館における文化財レスキュー

 三 大熊町内における文化財レスキュー

 四 立入り制限区域内の文化財救援活動の問題点

 

富岡町とそこにあった文化財の震災後の足取り三瓶秀文

 一 富岡町文化交流センター(文化財収蔵施設併設)と被災の状況

 二 親裁と被災状況

 三 警戒区域からの文化財レスキュー(搬出)

 四 運び出された文化財、そして残された文化財のこれから

 

第Ⅱ部 福島県の歴史・文化遺産の今、そして未来

 

警戒区域における「地域の記憶」継承への取り組み

   - 双葉町泉田家を事例に泉田邦彦

 はじめに

 一 「泉田家資料」レスキュー活動の実態とその成果

 二 地域コミュニティーの崩壊と文化財・歴史資料のゆくえ

 おわりに

 

「計画的避難区域」における文化遺産の保護

   - 復活した飯舘村文化祭が語るもの本間宏

 一 原子力発電所事故にともなう避難区域の設定

 二 飯舘村内歴史資料の保護

 三 資料展と村民文化祭の開催へ

 四 地域再生の条件

 

奉納絵馬の救出と地域の活動

   - 須賀川市朝日稲荷神社の事例内山大介

 はじめに

 一 中通りの震災被害と朝日稲荷神社

 二 絵馬の救出と展覧会の開催

 三 「須賀川知る古会」の活動と公民館での展覧会

 おわりに

 

福島大学による歴史資料保全活動と地域連携阿部浩一

 一 歴史資料保全活動とは - 各地の資料ネット

 二 震災後の福島大学の取り組み

 三 福島県の歴史資料保全活動が抱える課題と福島大学

 

第Ⅲ部 ディスカッションと提言

 

ディスカッション 報告者全員/司会・菊地芳朗

 一 双葉・大熊・富岡町の文化財レスキューと所蔵施設

 二 個人蔵の文化財をめぐる状況

 三 レスキューした文化財をめぐる今後の課題

 四 地域から立ち上がる文化財保全への取り組み

 五 地域住民をつなぐ文化財、伝統芸能、資料調査

 六 五味文彦先生からの提言

 

福島からの提言 -震災ミュージアム(仮称)の設置に向けて菊地芳朗

 はじめに

 一 施設の設置要望にいたる現状と課題

 二 施設の目的・機能・対象

 三 人員と施設

 四 運営と設置場所

 五 震災ミュージアムの役割と意義

 おわりに

 

あとがき

執筆者

 

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『ふくしま再生と歴史・文化遺産』

編者: 阿部浩一、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター

発行日: 20131125

発行: ㈱山川出版社

http://www.yamakawa.co.jp/product/detail/2239/

判型: 四六判、272

定価: 1,890円(税別)

(文責 神谷)

 

 

 

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前回(11/8)のブログで乙武洋匡さんによる東京国立博物館の保存修復現場の取材について紹介しましたが、今回は全2回の2回目です。保存修復課長の神庭信幸さんへのインタビューで、修理の実際や分析機器などについて解説しています。

「第19回 乙武洋匡の八面六臂」のコラムに掲載。(文責 神谷)

 

「SPA!」 1119日・1126日合併号

発行日: 20131112

発行: 扶桑社

http://nikkan-spa.jp/magazine/535705

定価: 390円(税込)

 

 

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