資料保存の現場から: 2014年6月アーカイブ

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国立国会図書館は平成25年度から、本の外箱やカバー、帯などを含む原装のままの保存用複本の収集を開始しました。当分の間は、国内の装幀関係コンクールに出品された図書を収集対象にし、一般の閲覧や複写などには供さず、公共的な展示会のみに貸し出すそうです。収集資料には、バーコードラベルや請求記号ラベルを貼らず、中性紙の袋に入れて関西館の書庫に保存しているとのことです。

詳しくは、国立国会図書館月報639号の1011頁「図書資料の原装保存について」をご覧ください。

 

関連して、「造本・装幀文化の保存と伝承」を絵本作家・画家の浜田桂子氏が寄稿。浜田氏は国内の造本装幀コンクールの審査に関わった経験から、造本・装幀について解説しています。奈良時代の巻子本(かんすぼん)に始まり、折本(おりほん)や袋綴(ふくろとじ)などの歴史を踏まえたうえで、原装保存の意義を「意匠の伝承」「物質としての素材の伝承」「技術の伝承」「時代感覚の伝承」の4つに分けて解き明かしています。(同49頁)

 

国立国会図書館月報はpdfファイルで読むことができます:

http://www.ndl.go.jp/jp/publication/geppo/

(文責 秋田)

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下記の通り開催されます。資料保全に特化したツアー(修理実演と和装本づくり)もあるそうです。

参加費は無料ですが、申込が必要です。

 

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日時: 第1回【通常見学ツアー】

     2014710日(木)14001540

      2回【テーマ別ツアー<資料保全>】

     2014814日(木)14001630

     3回【通常見学ツアー】

     2014911日(木)14001640

 

通常見学ツアー: 地下書庫、特別文庫、資料保全、視覚障害者サービス室を回ります。

テーマ別ツアー<資料保全>: 資料修理の実演見学と和装本づくり(高校生以上対象)。

 

場所: 東京都立中央図書館

 

定員: 第1回、第3回 20

      第2回 15名  ※すべて先着順

 

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詳細は:

http://www.library.metro.tokyo.jp/home/news/tabid/2287/Default.aspx?itemid=918

(文責 秋田)

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福井県文書館は毎月、収蔵資料や館の活動を紹介する企画展示を行っていますが、現在「遺す。伝える。-資料を未来へ-」が開催されています。

福井県文書館が所蔵する最古の資料「劒大明神灯明料注文」(1497年)をはじめ、中世の虫払い関係資料や虫損資料、水害に遭った資料、酸性紙資料などさまざまな原物資料を展示。同時に、文書を保管していた桐箱や杉箱なども出展されています。

会期は2014625日(水)までです。

 

詳細は:

http://www.archives.pref.fukui.jp/fukui/08/m-exhbt/AMindex.html

(文責 秋田)

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東京国立博物館学芸研究部保存修復課長の神庭信幸氏のブログに、67日(土)に行われた文化財保存修復学会の口頭発表の内容がアップされています。タイトルは、「津波被災資料の安定化処理 ―陸前高田市立博物館の取り組み―」です。

 

詳細は:

http://kambanobuyuki.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-bb5d.html

(文責 秋田)

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国立公文書館が、展示業務や関連イベントなどの補助の非常勤職員を1名募集しています。

雇用期間は、201481日から2015331日まで。募集期限は2014630日です。

応募資格は下記の通り。

(応募資格)

 (1) 戦後の日米関係史、国際関係史等を専門とする大学院修士課程在学以上又はそれと同等の専門知識を有する者。

   (2) 業務遂行に必要なコミュニケーション能力、文章力を有する者。

   (3) PC操作、情報管理、調査分析能力に優れている者。

   (4) 関連文書を読み込むための英語力が堪能な者。

 

詳細は:

http://www.archives.go.jp/saiyou/140606.html

(文責 秋田)

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江戸東京博物館の特集展示「2011.3.11平成の大津波被害と博物館-被災資料の再生をめざして-」は2014323日まで開催されていましたが、岩手県立博物館で行われている救出された資料の修復作業の動画がYou Tubeに残されています。

海水に浸かった紙資料の応急処置としての冷凍保存に始まり、脱塩や除菌、脱臭などの作業や乾燥、製本、修復などの様子がコンパクトにまとめられています。紙資料だけでなく、漁撈用具や植物標本などのモノ資料の修復も紹介しています。時間は817秒です。

 

動画の場所は:

http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/movie/2013/2013_2.html

(文責 秋田)

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御茶の水女子大学附属図書館のブログLiSA活動日誌(2014520日)にフリーザーパックを利用した、和書の虫・カビ対策の様子が掲載されています。

 

詳細は:

http://ochadailisa.blog32.fc2.com/blog-entry-929.html

(文責 秋田)

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宮城県震災復興推進課が運営するブログ「ココロプレス」が、東北大学災害科学研究所の蝦名裕一助教を訪問、東日本大震災からの歴史資料のレスキューについて取材しています。NPO宮城県歴史資料保全ネットワークの活動などを通じた歴史資料の救出や重要性について報告しています。

「ココロプレス」は大震災に被災した方々が自ら取材した復興の様子や地域の取り組みを発信しているブログです。

 

詳細は:

前編 http://kokoropress.blogspot.jp/2014/05/blog-post_28.html

中編 http://kokoropress.blogspot.jp/2014/05/blog-post_30.html

(文責 秋田)

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