資料保存の現場から: 2012年4月アーカイブ

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2011311日に発生した東日本大震災から1年余り経過し、被災地における資料保存の現状と課題、災害対策や歴史資料の保存について報告と討議が行われます。(文責 神谷)

 

テーマ: 「災害と歴史資料の保存―何のため・誰のために遺すのか―」

日時: 201269日(土)13001700

場所: 駒澤大学駒沢キャンパス 1-204教場

参加費:資料代を当日支払い。

主催: 地方史研究協議会

 

内容:

基調報告 「地域・ふるさと、そして歴史資料」 大阪電気通信大学教授 小田康徳氏

報告1  「震災後1年、被災地における資料保存の現状と課題」 

      福島県歴史資料館 本間 宏氏

報告2  「歴史資料の調査と自治体の役割」 大分県立先哲史料館長 平井義人氏

全体討論

 

詳細は:

http://chihoshi.jp/symposium.html

 

 

 

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英国図書館(BL)がMLAに勤務している現職者を対象にした研修の参加者を募集中。タイトルは、"Preventive Conservation Voluntary Work"です。

研修期間は20129月~11月、申し込み締め切りは5/25(金)。

海外からの応募も可です。保存機関に勤める現職者であることや雇用主からの推薦状などが必要ですが、5,000ポンド(約65万円)の奨学金が出ます。(文責 神谷)

 

*MLA:美術館・博物館・図書館・公文書館などの略称。

 

詳細は:

http://www.bl.uk/aboutus/stratpolprog/ccare/introduction/training/presworkopportunity.html

 

 

 

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本書は、東日本大震災が発生して5カ月弱の2011730日に国立歴史民俗博物館(歴博)で開催された特別集会「被災地の博物館に聞く」の報告がもとになっています。報告16が集会当日の被災博物館からの発表で、報告7はレスキューに直接かかわった歴博からの報告です。

多数の参加者から、集会の記録を刊行してほしいという要望があり出版されたということです。

震災から数カ月間の臨場感あふれる現場の取り組みが伝わってくる内容です。(文責 神谷)

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

はじめに 平川 南(国立歴史民俗博物館館長)

報告1 岩手県立博物館における文化財レスキューの現状と課題

     ―陸前高田市救出資料を中心に―

     赤沼英男(岩手県立博物館学芸第二課長)

報告2 陸前高田市の被害状況―博物館施設を中心に―

     熊谷 賢(陸前高田市海と貝のミュージアム兼陸前高田市立博物館主任学芸員)

砂田比左男(前陸前高田市立博物館専門研究員)

報告3 東日本大震災による文化財被害と救援活動

     高倉敏明(多賀城市教育委員会文化財専門員)

報告4 歴史資料の保全に向けて

     菅野正道(仙台市博物館市史編さん室長)

報告5 文化財レスキューで大学博物館にできること

     加藤幸治(東北学院大学博物館学芸員・同大学文学部准教授)

報告6 東日本大震災と歴史資料保護活動―福島県の現状と課題―

     本間 宏(福島県文化振興事業団歴史資料課主幹)

報告7 民家からの民具・生活用具の救出活動―宮城県気仙沼市小々汐地区―

     小池淳一(国立歴史民俗博物館教授)

葉山 茂(国立歴史民俗博物館機関研究員)

編集を終えて 久留島 浩(国立歴史民俗博物館副館長)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『被災地の博物館に聞く 東日本大震災と歴史・文化資料』

発行日: 2012320

判型: A5250

編者: 国立歴史民俗博物館

発行所: 吉川弘文館

 http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b99146.html

 

定価: 2,500円(消費税別)

 

 

 

 

 

 

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日本ファイリング㈱(本社 東京都千代田区)の社外報「Better Storage185号(201241日発行)の記事です。東日本大震災に伴う津波などに被災した貴重な紙資料の再生に、同社の大量脱酸用のチャンバーが威力を発揮しています。

作業のプロセスは、被災した文書類を詰めた専用コンテナを同社が引き取り、ドライクリーニングや浄水による洗浄、チャンバー内で真空乾燥・滅菌処理までを行い返却、という流れです。

この事業は、乾燥から滅菌処理まで一貫して行える、海水や汚泥を被ったりカビが発生した資料でも処理可能、滅菌処理のみも可能、などの特徴があります。(文責 神谷)

 

内容は同社ホームページにも掲載 :

http://www.nipponfiling.co.jp/products/preservation/kami.html

 

 

 

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一橋大学社会科学古典資料センターは20109月~20113月にかけて大規模な耐震補強工事を行いました。センターにはメンガー文庫やギールケ文庫をはじめとして貴重書のコレクション約8万点が収蔵されていましたが、外部倉庫に資料を一時移転させることができたため、東京文化財研究所ほかの指導のもと、本格的な保存環境の整備に取り組んだということです。

 

貴重書庫内の書架は震災対策の一つとして、躯体にアンカーボールトを打ちビス止めをしたり書架の頭を連結させたりしています。庫内の照明も紫外線をほとんど出さないLEDに交換。空調は書庫全体に空気の流れが生じるように工夫したり、書庫内に20センチの空間をとった内壁を設置、珪藻土の調湿パネルを全面貼りするなど庫内の温湿度変化を最小にする仕組みも取り入れています。ほかにも、床材をゴミや埃が溜まらないタイプを導入しています。

以上のほか、マイクロフィルム室や撮影室の設置、温湿度データの集中管理などを行うようにしたそうです。(文責 神谷)

 

詳細は、一橋大学社会科学古典資料センター年報のページから

「No.32 20123月」(pdf)をダウンロードできます。:

http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/22893/1/koten0003200140..pdf (1.84MB)

http://chssl.lib.hit-u.ac.jp/education/publication/report.html

 

 

 

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東京都立図書館の資料保存のページが更新されました。洋装本の「糸綴じ」やその他の項目で「水に濡れた資料の手当て」などが加わりました。201112月と20123月に都立図書館で行われた製本講習会のテキストなどを新たにアップしています。(文責 神谷)

 

東京都立図書館 資料保存のページ:

http://www.library.metro.tokyo.jp/about_us/syusyu_hozon/siryou_hozon/tabid/2104/Default.aspx

 

 

 

 

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