紙に関すること: 2016年6月アーカイブ

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著者は米国マサチューセッツ州在住のノンフィクション・ライターで、以前より本の歴史や文化について執筆していました。本書は、紙が情報を載せる媒体としてだけでなく、「包む」「折る」「巻く」など、私たちの身の回りで使われている様々な用途について実例を挙げながら述べています。

 

冒頭は、中国で発明されヨーロッパ、アメリカ大陸に伝播した紙の歴史や日本の和紙などについて書かれています。アメリカでの紙産業の発展についてページを割いたのち、紙幣やティッシュ・ペーパー、薬きょう、煙草をはじめとしてさまざまな用途に使われている紙の機能について解説しています。

 

資料保存にかかわることは、米国国立公文書館やいくつかの博物館などを取材していますが、酸性紙問題については、第17章「岐路に立つ」で数行触れているに留まっています。

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

1

中国の紙漉き工房

和紙

長い旅路

ぼろ布から巨万の富

紙幣

使うたびに捨てる

2

銃 戦争 煙草

証明と偽造

プリントアウト

機密書類とリサイクル

額面の価値

日記と手紙

3

天才たちのスケッチ

設計図

折り紙に魅せられて

紙を漉いて生きる

岐路に立つ

九・一一―空から紙が舞い降りた日

 

エピローグ

謝辞

訳者あとがき

図版一覧と出典

参考文献

原注

 

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『紙 二千年の歴史』

著者: ニコラス・A・バスベインズ

訳者: 市中芳江、尾形正弘、御舩由美子

発行日: 2016527

判型: A5480

出版社: 原書房

http://www.harashobo.co.jp/

定価: 4212円(本体価格3900円)

 

(文責 秋田)

 

 

 

 

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下記の日程でセミナーが開催されます。応募要項など詳細は後日発表となるそうです。

 

    文化財の危機管理セミナー(文化財保存修復専門家養成セミナー・レベルⅡ)」

日 程: 201684日(木)~810日(水)の7日間

会 場: 東北芸術工科大学ほか(山形県)

参加資格: 震災被災区域の文化財従事者(東日本大震災・熊本地震)

        現役の文化財保存修復専門家

        大学等で文化財コースを履修中、あるいは卒業した者(専門家を目指す者)     

    文化財保存修復専門家養成セミナー・レベルIB

日 程: 2016829日(月)から98日(木)(93日を除く)の10日間

会 場: 東京国立博物館平成館 小講堂ほか(東京都)

参加資格: 文化財の保存修復に興味を持ち真剣に学ぶ意欲のある者

      (授業のレベルは大学等で行われる文化財コース履修者向けです)

※希望者多数の場合は監修者と委員会が選抜

 

文化財保存支援機構 新着情報のページ:

http://www.jcpnpo.org/news/?p=1#1465266639-891293

(文責 秋田)

 

 

 

 

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東京文化財研究所は201411月に開催した第28回近代の文化遺産の修復に関する研究会「洋紙の保存と修復」の記録を公開しました。

 

主な内容:

はじめに

刊行にあたって

洋紙の保存と修復 中山俊介

近現代紙資料の保存―図書館・アーカイブズの視点 安江明夫

図書館および文書館における酸性紙の大量脱酸化処理 横島文夫

装こう修理技術を応用した日本の近現代紙資料の修理 小笠原 温・池田和彦

没食子インクで書かれた資料の保存と修復 アレハンドラ・オドア・チャヴェス

洋紙の地図と文書、及びその他の洋紙の収蔵品の保存と数福の挑戦 アン・フランセス・メイヒュー

質疑応答より

編集後記

 

「洋紙の保存と修復」研究会開催のお知らせ:

http://www.tokushu-papertrade.jp/digimon/mon-blog/2014/10/28.html

「洋紙の保存と修復」:

http://www.tobunken.go.jp/image-gallery/conservation/index.html

 

(文責 秋田)

 

 

 

 

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国立国会図書館は、例年の通りインターネットを通じた講座「遠隔研修・前期」を開講します。

募集期間は平成2868日(水)~7月8日(金)です。

 

開講期間: 平成2868日(水)~930日(金)

講座タイトル: 

「科学技術情報-概論-」

「科学技術情報-科研費報告書・博士論文・規格-」

「経済産業情報の調べ方」

「資料保存の基本的な考え方」

「図書館と著作権」

定員: 5講座合計で1,000名程度(定員に達し次第募集を終了)

 

以上のほか、登録不要の公開講座を通年で開講しています。定員なし。

公開講座:

「近現代政治史料の概要-書簡を中心に」

「資料デジタル化の基礎」

「和書のさまざま」

「全国書誌データの利活用」

「レファレンス協同データベースの利活用」

「障害者サービスに使える国立国会図書館のサービス」

「動画で見る資料保存:簡易補修」

「海外からの複写申込方法(英語字幕付き)」

 

登録方法や詳細は:

http://training.ndl.go.jp/remote/index.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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国立公文書館は小学生、教員、中高生それぞれの見学会を開催します。参加費は無料、事前申し込みが必要です。

 

・小学生向けは付き添い付きで、

平成2881日(月)・2日(火) 10001200133015302回で、各回15

・教員向けは、平成28818日(木)・19日(金) 10001200で、各回15

・中高生向けは、

平成28818日(木)・19日(金) 13301530で、各回15

 です。

 

お申込み詳細は:

http://www.archives.go.jp/about/activity/background_tour.html

(文責 秋田)

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201599日から3日間、関東地方と東北地方が記録的な豪雨に見舞われ、鬼怒川の堤防が決壊し常総市役所の公文書が被災しました。930日からボランティアが中心となって水損した行政文書の搬出と復元作業が続いています。現在までの記録が『アーカイブズ』第50号に投稿されました。

 

『アーカイブズ』第60号:

http://www.archives.go.jp/publication/archives/

(文責 秋田)

 

 

 

 

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下記の通り開催されます。

昨年の特別陳列「和紙-文化財を支える日本の紙」に続く第2弾です。

 

会期: 201667日(火)~73日(日)

会場: 奈良国立博物館 西新館

開館時間: 9301700(毎週金曜日は1900まで。入館は閉館の30分前まで。)

休館日: 毎週月曜日

観覧料金: 一般(個人)が520円、一般(団体)が410円です。

 

会期中に下記イベントが開催されます。

■「座談会―近代和紙の誕生―」

日時: 618日(土) 13301500(開場1300

会場: 奈良国立博物館講堂

座談会メンバー:

  有吉正明氏(高知県立紙産業技術センター)

  長谷川聡氏(長谷川和紙工房)

進行: 湯山賢一(奈良国立博物館館長)

司会: 鳥越俊行(奈良国立博物館 学芸部保存修理指導室長)

定員194名(先着順)聴講無料、当日の観覧券が必要です。

 

■「紙漉き実演」

日時: 618日(土)・19日(日)

会場: 奈良国立博物館西新館 1

実演者:

  江渕榮貫氏(選定保存技術「表具用手漉和紙(補修紙)製作」保持者

          高知県立紙産業技術センター)

  北岡広文氏(いの町紙の博物館)

見学には当日の観覧券が必要です。

 

詳細は:

http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2016toku/washi/washi_index.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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オーストラリア国立公文書館(NAA)は、保護保存用の各種製品のPAT試験を行い、合格した製品をウェブサイトに掲載しています。実際の試験機関はNational Association of Testing Authorities (NATA)

サイトには1996年から2012年までの212アイテムの試験結果が載っていますが、40%近くの製品はすでに供給されていないようです。ページ下部にはサプライヤーやメーカーへのリンクもあります。(英語です)

http://www.naa.gov.au/records-management/agency/preserve/physical-preservation/pat.aspx

 

PAT試験について)

写真活性度試験(PAT試験:Photograph Activity Test)は、包材や接着剤、テープなど資料保存に使われている各種材料の写真に対する安全性を調べる試験です。(ISO18916) 写真資料は最も脆弱な資料の一つと言われており、写真に対して安全であれば、他の資料にも問題ないといわれています。包材の資料に対する長期的な影響を調べる試験は、ほかに確立されたものがないため、写真以外の資料にも適用されています。

 

(参考)

PAT(写真活性度試験=Photographic Activity Test)の概要と有用性 -アーカイバル容器の確かな信頼性のために-」株式会社資料保存器材 スタッフのチカラ:

https://www.hozon.co.jp/report/post_7898

 

(文責 神谷)

 

 

 

 

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