展示会: 2010年6月アーカイブ

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樹皮紙とは耳慣れない言葉ですが、カジノキなどの生皮をビーター(石棒)で打って叩き延ばして作る紙のことです。東南アジアでは、樹皮を叩き延ばしてして布のように使った歴史もあります。原物の古いものはあまり残っていませんが、道具(ビーター)が各地で見つかっています。

ていねいに作られた樹皮紙は均質で、和紙やトレーシングペーパーのように薄いものもあります。

 

文書修復家の坂本勇さんはベトナムで文書修復の指導をした際に、龍謄紙(りゅうとうし)に出合ったことで、東南アジアの美しい伝統紙に興味を持ったといいます。坂本さんの収集した樹皮紙や道具などをもとに、紙の博物館にて企画展『アジアの樹皮紙の美』が開催されています。(2010619日~74日) 

 

「紙といえば繊維を水に分散させ漉きあげたものが一般的ですが、木の皮をたたいて作る樹皮紙についてはほとんど研究・調査がされていません。できるだけ多くの方々に観ていただき、樹皮紙がどこで生まれてどのようなルートで広がったのかなど、今後の研究が進むことを願っています。」(坂本さん)

 

期間中の626日(土)と73日(土)には、それぞれ坂本さんの講演会とハンズ・オン&レクチャーが予定されています。(文責 神谷)

 

詳細は紙の博物館サイトで:

http://www.papermuseum.jp/

 

 

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大会日程は2010916日(木)・17日(金)の二日間、なら100年会館ほかで開催されます。

 

9分科会(資料保存)は9179301630に奈良教育大学にて行われます。分科会テーマは「地域資料をめぐる図書館とアーカイブズ―その現状と未来―」です。地域で守り伝えていくべき資料とは何か、図書館における地域資料の収集・保存と提供の事例報告、地域のアーカイブズ(文書館)との融合などについて発表を予定しています。

                         

例年展示される日本図書館協会資料保存委員会提供の「資料保存展示パネル」もリニューアル、毎年好評の「図書の簡易補修ワークショップ」も開かれます。(文責 神谷)

 

詳細は:

http://www.library.pref.nara.jp/event/zenkoku/index.html

 

 

 

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鳥取県立公文書館は、6/1のアーカイブズの日に合わせた中国四国地区のアーカイブズウィークの一環として企画展「アーカイブズの世界―紙とデジタルの共存―」(6/198/1)を開催します。企画展は和紙に代表される紙資料とデジタルデータの優位性に対する比較や問題点について公文書館所蔵資料をもとに紹介するものです。(文責 神谷)

 

内容は、アーカイブズの必要性に始まり、劣化する紙資料や修復、デジタルデータの保存期間など、公文書や写真資料などさまざまな資料展示です。

 

名称: 企画展「アーカイブズの世界―紙とデジタルの共存」

会期: 2010619日(土)~81日(日)

会場: 鳥取県立公文書館(展示コーナー)

 

「公文書館では2007年度から5ヵ年事業で、公文書や写真アルバムなどの修復・保存を行ってきました。とくに価値の高い簿冊や図面は、裏打ち補修を中心に修復をすすめています。写真アルバムは、原本の補修とともに、写真をデジタル化して複製本も作成。酢酸劣化の著しいマイクロフィルムはデジタル変換しています。デジタルデータはアクセスしやすい半面、重くなる、専用ビューワが必要になるなどの課題や保存年限の問題もあるので、慎重に取り組んでいます。

本展は、紙とデジタルそれぞれのいいところを活かしていきたいとの考えから企画したものです。」(鳥取県立公文書館 総括専門員 伊藤 康さん)

 

 

鳥取県企画部広報課のページ: 

http://db.pref.tottori.jp/saizi22.nsf/Event/67B3FD5A6752557649257711002E2838?OpenDocument

 

鳥取県立公文書館: 企画展の案内は後日掲載の予定。

http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=9499

 

 

 

 

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