文献: 2012年2月アーカイブ

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著者は、神戸大学大学院人文学研究科教授、同大学地域連携推進室室長で歴史資料ネットワーク代表委員をつとめています。本書は、著者が関わっている歴史資料ネットワークの活動の中から生まれました。内容の多くは、日本史研究会や歴史学研究会、歴史科学協議会などの学界向けに発表した論考をまとめたものです。

 

著者は、17年前の阪神・淡路大震災をきっかけにして歴史資料保全(歴史資料ネットワーク)に関わったといいます。2011311日に東日本大震災が発生し、歴史資料ネットワークでの経験をできる限り早く、整理した形で歴史関係者に伝えることが重要であると考え、本書を書き上げたそうです。

(文責 神谷)

 

 

 『大震災と歴史資料保存』 

著者: 奥村 弘

発行日: 2012130

判型: A5判、230

ISBN:: 9784642038102

発行: 吉川弘文館

http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b96120.html

定価:: 3,200円(税別)

 

歴史資料ネットワーク(史料ネット):

http://www.lit.kobe-u.ac.jp/~macchan/

 

 

内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

はじめに

序章 阪神・淡路大震災から東日本大震災へ

はじめに―未来を語るための基礎学としての歴史学と二つの大震災

1歴史資料保全活動とそこでの試行錯誤の重要性

2歴史的に社会を捉える市民の力を強めることの重要性

第Ⅰ部 大規模自然災害における歴史資料保全のあゆみ

1章 大規模自然災害と地域歴史遺産保全

はじめに

1阪神・淡路大震災後の歴史資料保全活動と史料ネットの活動

2地域歴史遺産の保全と活用のために

おわりに

2章 現代都市社会の歴史意識と歴史学の課題

はじめに

1なぜ歴史意識を問題とするのか

2近代都市形成と歴史意識をめぐって―「モダン」な都市神戸という虚構

3戦後の歴史資料保存運動から

おわりに

3章 時代が求める歴史研究のあり方とは

はじめに

1震災後のボランティアと史料ネットの活動

2歴史資料と歴史研究のあり方をめぐって

3歴史学の実践性と主題の発見

4災害文化形成と「国民国家」批判の歴史学

おわりに

第Ⅱ部 震災の記憶を未来につなぐ―災害資料の保存活用

1章 震災資料の調査保存活用―歴史文化の基礎をどうつくるのか

はじめに

1初期の史料ネットの動き

2図書館などの震災資料の収集保存活動と市民による震災記録

3震災史料収集保存活動への史料ネットの具体的な取り組み

4震災資料収集保存活動の困難

5震災史料調査・収集・保存の展開

6「阪神・淡路大震災記念協会」と「震災・まちのアーカイブ」の発足

7記念協会の大規模震災資料調査事業の開始

おわりに

2章 人と防災未来センターの開設と大震災資料保存の現況

はじめに

1人と防災未来センター所蔵震災資料の公開、活用をめぐって

2神戸大学大学院人文学研究科地域連携センターでの震災資料研究の展開

第Ⅲ部 災害に強く、豊かな地域歴史文化を生み出すために

1章 市民社会形成の基礎学としての歴史研究の今日的位置

はじめに

1市民社会形成の基礎学としての「戦後歴史学」

2課題の共有を意識的に追究することの困難性

3歴史的な社会把握に対する市民レベルでの関心と力量の拡大

4地域歴史遺産への取り組み

おわりに

2章地域歴史文化における大学の役割

はじめに

1神戸大学における地域連携の特質について

2持続性を重視する各部局地域連携センター中心の組織

3小野市との地域歴史文化についての取り組み

おわりに

補章 被災資料が語る地域の近代―元尼崎藩大庄屋・岡本家文書から

はじめに

1村用箪笥のなかの岡本家文書

2青野水源池設置問題

おわりに

あとがき

参考文献一覧

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地理情報システム(GISGeographic Information System)の専門情報誌「GIS NEXT20121月号が「震災を記録する―地図に刻まれた現在・過去・未来」と題して特集を組んでいます。東日本大震災以降のジオメディア(位置情報サービス)にかかわる機関や企業の記録を残すためのさまざまな取り組みが紹介されています。

 

特集の内容は下記の通り。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(取材記事)

標高データ取得から災害復興計画基図の発行まで (国土地理院)

被災者と開発者の思いが詰まった「東日本大震災写真保存プロジェクト」 (ヤフー株式会社)

住宅地図に応急仮設住宅の情報を整備 (株式会社ゼンリン)

東北沿岸8000kmの津波の傷跡を現地調査「東日本大震災 津波詳細地図」 (原口 強/岩松 暉著、古今書院)

 

(事例)

被災地の過去・現在・未来を官民協働でアーカイブ (3.11まるごとアーカイブス)

震災の教訓を被災地から世界へ (「みちのく震録伝」東北大学防災科学研究拠点)

時系列のパノラマ画像で震災前後の対比を可能に (エアクルーズ/グローバル・サーベイ)

震災で失われた風景を次代に伝える (被災地ストリートビュー/Google

 

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「GIS NEXT」2012.138

発行: ㈱ネクストパブリッシング

http://www.nextpb.com/gisnext/backnumber/no38.html

 

発行日(季刊): 2012125

判型: A4116

定価: 1,575円(税込)

(文責 神谷)

 

 

 

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本書は、201211920日に奈良県立図書情報館で開催された研修会のテキストです。

日本図書館協会は、20114月後半から被災地図書館支援隊を組織、施設委員会の委員が東日本大震災の被災図書館の状況を把握してきました。

テキストには施設委員会委員の発表や現地報告、今後の対策などが書かれています。

JLA(日本図書館協会)会員に配布された冊子です。

 

「東日本大震災に学ぶ」

編集・発行: 社団法人 日本図書館協会

http://www.jla.or.jp/

 

発行日: 2012119

判型: A4判、102

定価: 3,000円(税別)

ISBN978-4-8204-1113-0

 

内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

はじめに

植松貞夫(日本図書館協会施設委員会委員長、筑波大学教授)

1.被災図書館現地調査報告-公共図書館地震・津波の被害

 川島 宏(日本図書館協会施設委員会委員、栗原研究室)

2.その時何が起り、どのように行動したか

 ・公共図書館:その時何が起こり、どのように行動したか-東松島市の場合

 加藤孔敬(東松島市図書館副館長)

 ・大学図書館:そのとき私たちができたこと-東北大学附属図書館が遭遇した

 東日本大震災

 小陳佐和子(東北大学附属図書館情報サービス課長)

3.施設安全のためのチェック・ポイント

 1.はじめに

植松貞夫(日本図書館協会施設委員会委員長、筑波大学教授)

2.施設安全のためのチェックシート

 日本図書館協会施設委員会

3.非構造部材-起こり得る問題と対策

 柳瀬寛夫(日本図書館協会施設委員会委員、岡田新一設計事務所)

4.家具類-本の落下対策を中心に

 柳瀬寛夫(日本図書館協会施設委員会委員、岡田新一設計事務所)

5.安全な避難のために-公共図書館での滞在利用に関する行動調査から

 中井孝幸(日本図書館協会施設委員会委員、愛知工業大学准教授)

4.支援と復興に向けて

 長期的視点に立ったコレクション復興支援と地域資料の保存体制

 齊藤誠一(日本図書館協会施設委員会委員、NPO法人共同保存図書館・多摩理事)

 

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(文責 神谷)

 

 

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