文献: 2008年8月アーカイブ

『古文書保存・整理の手引き』刊行

 

komonjohozn.JPG 新潟県歴史資料保存活用連絡協議会(略称 新史料協)は、市町村などの職場異動により、初めて  古文書に触れる方々に向けて、入門書『古文書保存・整理の手引き』を刊行しました。古文書担当者は、くずし字が読めたり、歴史的な知識を持っていなければならないというイメージがありますが、この本は、まったくの初心者にもわかるように平易な言葉で書かれています。

 

本の構成は、下記の通りです。

1章「古文書に触れてみる」

2章「古文書をより良い状態で後世に残すために-保存なくして利用なし-

3章「古文書を読んで利用できるようになる」

4章「災害から古文書を守る」

5章「困ったときの一問一答」

終章「古文書の保存整理と地域・行政」

 

 

本書は、古文書とは何か?にはじまって、保存・整理方法のノウハウやくずし字の読み方などを丁寧に解説しています。第4章の「災害から古文書を守る」では、0410月の中越地震と077月の中越沖地震での経験も盛り込まれています。第5章の一問一答は、「古文書借用のトラブルを防ぐにはどうしたらよいですか」「古文書の整理には、どんな道具が必要ですか」・・・など、現場ならではの質疑応答を88項目取り上げ、実践的な内容になっています。(神谷)

「新任職員研修にも使えるよう、職場で役に立つ内容にしました」(新史料協 古文書作業部会座長、新潟市歴史博物館 学芸課 長谷川伸氏談)

 

 

『古文書保存・整理の手引き』

4版、90

発行日:2008331

初 版:800

編 集:新潟県歴史資料保存活用連絡協議会 古文書作業部会

発 行:新潟県歴史資料保存活用連絡協議会

定 価:800円(税込)

購入は、新潟県歴史資料保存活用連絡協議会へ

http://www.lalanet.gr.jp/npa/shinshiryoukyou2/shinshikeijiban.html

 

古文書の保存・整理に関する参考文献は、ほかにも下記のハンドブックがある。

地域文書館の設立に向けて3 『諸家文書の収集と整理』

史料の収集、受け入れ手続きや整理方法の実際を解説。

6判、197

発行日:1992331

地域文書館の設立に向けて4 『地域史料の保存と管理』

地域史料とは何か?をはじめ、文書館施設や設備、史料の管理・保存対策などを解説。

6判、185

発行日:1994331

編集・発行は、埼玉県地域史料保存活用連絡協議会(埼史協)。

問い合わせ先は、埼史協(〒330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂4-3-18 埼玉県立文書館内 TEL 048-865-0112 FAX 048-839-0539

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国会図書館が、第19回新刊資料中性紙使用率調査結果(簡略版)を掲載

 

data_preserve17.jpg国立国会図書館では、1985年以来、国内刊行資料の中性紙使用状況を調査しています。  当初は年  1度、2000年以降は2年毎に実施。計測方法は、初めは平板ガラス電極型pH計とpH試験紙を併用していましたが、95年からは、pHチェックペン(日研化学研究所製)を使用しています。

 

民間出版物の中性紙使用率は、88年に8.4%でしたが、89年以降に中性紙化がすすみ、02年には、90%を超えました。官庁出版図書も、95年以降急速に中性紙化がすすみ、02年には90%を超えています。今回の調査では、民間出版物の中性紙使用率が95%以上でした。雑誌などの逐次刊行物も95%を超え、同館では、当初の調査目的を達成したということです。

 

 「今後は、(チェックペンを使えない)コート紙を使用した刊行物や、脱酸処理をはじめとした各種保存対策、再生紙の調査などが課題」(国立国会図書館資料保存課の話)

 

簡略版は資料保存のページ(下記)に、詳報は、08720日発行の国立国会図書館月報No.568号をご覧ください。月報のpdf版は9月にホームページにアップされる予定です。(神谷)

 

国立国会図書館 : http://www.ndl.go.jp/index.html

調査結果(簡略版)のページ : http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve17.html

 

※日研化学研究所 : http://www.nikken-chemical.co.jp/index.php

印刷・製版機材及びその関連資材の研究開発と製造をしている。

同社のチェックペンに使われているpH指示薬は「ブロモクレゾールパープル」。

pHチェックペン以外にも、pH値の簡易測定ができるテスターペンやリグニンを判別する上・中質紙チェックペンなども製造。

 

このほかにも、国内で購入できるチェックペンは、指示薬に「クロロフェノールレッド」を使ったAbby ph pen(販売はプリザベーション・テクノロジーズ・ジャパン)や「ブロモクレゾールパープル」を使った中性紙チェックペン(販売は国際マイクロ写真工業社)などがある。

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Dnavi国会図書館のデータベース・ナビゲーション・サービス(Dnavi

 

DNAVI.JPGDnaviは、国立国会図書館(NDL)が2002年後半から始めた実験事業です。このサイトは、インターネット上に存在するデータベースの書誌情報(メタデータ)を作成し、学術研究をはじめ、さまざまな研究・調査などに役立ててもらおうというもので、"データベースのデータベース"とも言われています。収集対象は、日本国内のウェブサイトで無料公開されているものに限られています。088月現在で11,000件が登録されています。データの分類方法は、「日本十進分類法(NDC)」とインターネット情報の「NDL資源タイプ」の二つです。ユーザーはタイトル、作成者、内容説明などから検索することができます。

 

ワールド・ワイド・ウェブ上には数十億のウェブページがあるといわれていますが、有用で貴重な情報資源の多くは、深層ウェブ(Deep Web)にあることが多く、表層ウェブ(Surface Web)の約550倍との試算もあるそうです。これらの膨大な情報資源を有効に活用できるよう、深層ウェブ(個別のデータベース)に直接リンクを張って紹介するものです。(「サービスの概要」より抜粋)

 

Dnaviに収載してもらうには、データベースの名称とURL,作成者をNDLにメールします。担当者が内容を確認した上で正式登録となります。弊社の資料保存のページ「デジタルもんじょ箱」も「資料の収集、資料の整理、資料の保管」のカテゴリに登録されました。(神谷)

 

Dnaviトップページ : http://dnavi.ndl.go.jp/bnnv/servlet/bnnv_user_top.jsp

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