修復: 2015年4月アーカイブ

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本書は、人間文化研究機構の連携研究プロジェクト「大規模災害と人間文化研究」がもとになっています。編者は国立国語研究所教授です。おもに、20113月の東日本大震災以降に行われた、同プロジェクトの講演やレスキュー活動などが述べられています。

 

人間文化研究機構:

国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国立民族学博物館、総合地球環境学研究所、国際日本文化研究センターの6つの機関が所属しています。

http://www.nihu.jp/

 

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

まえがき 木部暢子

第一部    震災を知る

講演 津波を越えて闇から光へ 山浦玄嗣

第二部    死者との対話

生者の記憶、死者との対話 林 勲男

「無名の死者」の捏造

―阪神・淡路大震災のメモリアル博物館における被災と復興像の演出の特徴 寺田匡宏

第三部    文化財をレスキューする

文化財レスキュー活動を展示する

―文化財レスキュー活動を通した地域の多元的ネットワークと博物館 葉山 茂

文化財レスキューと生活文化の再創造

―気仙沼少々汐オオイの事例から 小池淳一・川村清志

生活文化の記憶を取り戻す

―文化財レスキューの現場から 日髙真吾

東日本大震災における被災文書の救助・復旧活動 青木 睦

第四部    過去から未来へ

昭和三陸津波後の集落に見るコンパクトな復興 岡村健太郎

多文化共生社会における外国人支援

―災害時・通院時のマニュアル作成を通して 金愛蘭

民間所在資料保全の過去・現在・未来 西村慎太郎

執筆者プロフィール

 

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『災害に学ぶ―文化資源の保全と再生』 

編者: 木部暢子

発行所: 勉誠出版株式会社

http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100450

発行日: 2015331

判型: 四六判・上製 256

定価: 3,200円(税別)

(文責 秋田)

 

 

 

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本書は、古代ギリシアや近代イタリアの絵画修復の歴史を振り返りながら、修復の技術や考え方の変遷をまとめたものです。201411月に京都大学大学院人間・環境学研究科に筆者が提出した博士論文「保存修復の技法と思想―チェーザレ・ブランディ(4906-1988)の介入論理を軸として」が本書のもとになっているそうです。巻末には絵画修復にかかわる用語集(57語)もついています。

 

チェーザレ・ブランディは、1939年ローマに中央修復研究所を創設し所長を務めたのち、大学で美術史などを教えていた方です。同氏が著した"Teoria del restauro, Einaudi Editore, Torino 1977"は、各国語に翻訳され、その後の絵画修復家に多くの影響を与えています。日本でも『修復の理論』(三元社)という題名で2005年に出版されました。

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

序章「診断」

第一章 洗浄の哲学―可逆性

1 「ここに、特定の「病気」は存在しない」

2 古色再考

3 近現代フィレンツェの修復学

第二章 補彩の技法―判別可能性

1 「再び花開く」こと

2 作者を騙る―贋作、複製、偽造

3 中間色の考案

第三章 甦る芸術の生を求めて―適合性

1 素材の調和へのまなざし

2 副次的なもの(パレルゴン)と保存修復

3 ヴァンダリズムとバーンネット・ニューマン論争

第四章 修復という「嘘/ファンタジー」―最小限の介入

1 介入倫理

2 「不変」の創造は可能か

3 パブリック・アートの救出

第五章 欠落と証言のアーカイヴ―保存修復としてのドキュメンテーション

1 記憶し、救い出すこと

2 ドキュメンテーション制度の起源

3 現代美術への介入

第六章 保存修復学再考―「修復は、一瞬の閃光ではない」

1 ブランディ『修復の理論』のアクチュアリティと応用可能性

2 日本とイタリアの修復学の交差

3 修復における「余剰なもの」「埃」

資料

あとがき

参考文献

用語集

人名索引

 

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『保存修復の技法と思想 古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』 

 

著者: 田口かおり

発行所: 株式会社平凡社

http://www.heibonsha.co.jp/

発行日: 2015331

判型: A5判、333

価格: 4,800円(税別)

(文責 秋田)

 

 

 

 

 

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米国図書館協会(ALA)の下部組織ALCTS(図書館コレクション・テクニカルサービス協会)が"Preservation Week2015"に合わせ、ご家庭の大切なものの保存方法についてのQ&Aをサイトに掲載しています。

 

回答をしているのは、小中規模の文化遺産の保存機関向けにコンサルタントをしているDonia Conn氏です。質問の内容は、たとえば、写真や聖書など家族の歴史を物語るような紙資料の保存方法、地下室に置かれている祝祭日の飾りつけ用品や家具、35mmフィルムなどから発生するカビ臭対策、古い新聞の安価なデジタル化の方法など、現時点で19項目があります。質問はどれも身近な問題で、回答は具体的な商品名なども挙げていてとても親切な内容です。米国内であれば掲示板を通じてどなたでも質問ができるようになっています。

 

詳細は(英語):

http://www.ala.org/alcts/preservationweek/advice

(文責 秋田)

 

 

 

 

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一橋大学では、西洋社会科学古典研究、西洋書誌学、西洋社会科学古典資料の保存・管理などをテーマに、第16回西洋古典資料講習会を71日(水)~3日(金)に開催。受講希望者を募集しています。定員は10名です。

 

会場は、一橋大学(東京都国立市中2-1)です。

受講料: 12,000

応募締切日: 2015522日(金)必着。

受講対象者: 国公私立大学図書館及び大学その他研究機関に所属する者で、西洋古典資料の

整理または調査研究に従事している者。ただし、応募者多数の場合は西洋社会

科学古典資料講習会終了者を優先。

内容: 西洋古典資料をはじめとする資料の修復保存の実習を中心にした講習。

WEB上では過去の講習会テキストを読むことができます。

 

お申込み詳細は:

http://chssl.lib.hit-u.ac.jp/education/school.html#hozon

(文責 秋田)

 

 

 

 

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文化遺産市民ラボが東京国立博物館 平成館の特別展「鳥獣戯画-京都高山寺の至宝-」(4/28(火)~6/7(日))に合わせレクチャーツアー開催します。講師は中塚祐松堂代表 中塚博之さん。定員20名、お申込み締め切りは54日です。参加費は700円、雨天決行です。

 

日時: 2015512日(火)

JR上野公園改札前930集合、1600解散予定

 

お申込み詳細は:

http://www.ac.auone-net.jp/~cul-heri/sub4.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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2015318日に吉田南総合図書館(京都府京都市)で開催された資料保存講習会「こわれた本、なおしませんか?」のスライドが、「縦に並べて見るサイトSSSSLIDE」にアップされました。壊れた本の修理だけでなく、用紙の酸性紙問題や予防的保存など書籍の保存修復に関する基本的なことがらが述べられています。

SSSSLIDEは、パワーポイントなどのプレゼンテーションソフトを共有するサービスのSlideShareSpeakerDeckにアップされたスライドを「縦にスクロールしながら読むこと」ができるサイトです。

 

(参考)

SlideShare

http://www.slideshare.net/

SpeakerDeck

https://speakerdeck.com/

 

「こわれた本、なおしませんか?」SSSSLIDE

http://sssslide.com/www.slideshare.net/yoshidasouthlib/201503-46971102

(文責 秋田)

 

 

 

 

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紙資料の修復を主業務にしている㈲紙資料修復工房が正社員を募集しています。仕事の内容は、紙資料への保存修復処置業務(営業・事務作業を含む)です。勤務先は東京都三鷹市牟礼。週休2日で残業なし、年齢30歳以下を希望しています。採用人数は若干名。応募締め切りは201558日(金)必着、面接と実技試験は514日(木)、515日(金)、採用予定は521日(木)からということです。

 

その他詳細は:

http://www.padocs.co.jp/recruit/recruit.html

(文責 秋田)

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広島県立公文書館は、土砂災害などで被災したアルバムや写真への対処方法を、同館が行った作業経験をもとに「土砂災害で被災したアルバム・写真への対処法(手引き)」をまとめ、サイトに掲載しました。

主な内容は

1.     被害を受けたアルバムから写真を取り出す

2.     写真の洗浄

です。

 

広島県立公文書館「保存管理講座」のページから:

http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/monjokan/sub19.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

 

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