修復: 2011年8月アーカイブ

 

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下記の通り第19回和紙文化講演会が開催されます。

和紙文化研究会ウェブサイトへの掲載は近日中の予定です。

 

日時: 20111211日(日) 10001700(開場940

会場: 昭和女子大学グリーンホール

     東京都世田谷区太子堂1-7(東急・田園都市線三軒茶屋駅下車 徒歩5分、JR渋谷駅から三軒茶屋方面行バス 昭和女子大学前下車)

主催: 和紙文化研究会

後援: 文化財保存修復学会・美術史学会・毎日新聞社・(財)毎日書道会

プログラム:

講演1 「料紙の美とわが国の美意識」 名児耶 明(財団法人五島美術館 学芸部長)

講演2 「春日懐紙・春日本万葉集」 田中大士(文部科学省 主任教科書調査官)

講演3 「日・中・韓の料紙について」 高橋裕次(東京国立博物館 博物館情報課長)

講演4 「正倉院文書料紙について」 増田勝彦(昭和女子大学大学院 教授)

 

入場料: 3,500円(機関誌『和紙文化研究』19号を含む)

締切り: 11/25(金)

お申込: 事前受付制。郵便振替用紙に住所、氏名、電話・FAX番号、専門分野もしくは所属をご記入の上、払い込み。 振込先: 郵便振替口座 00170-8-402506 和紙文化講演会

問合せ: 第19回和紙文化講演会事務局 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 

      東京藝術大学大学院美術研究科 保存科学気付 FAX 03-5685-7780

 

「今回は、講演本数が例年より少なめですが、関係資料の展示が充実していますので、ゆっくりとご覧いただけます」(和紙文化研究会 島田達生さんの話)

 

講演会チラシ(pdf 1.13MB):washibunnkakouennkai19.pdf

(文責 神谷)

 

 

 

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青森県立美術館(青森市安田)では、「光を描く 印象派展 美術館が解いた謎」を開催中です。会期は、201179日(土)~1010日(月・祝日)です。ドイツのケルンにあるヴァルラフ・リヒャルツ美術館が4年がかりで科学調査した印象派作品60点超が展示されています。

 

特設サイトには、「発見!!創作のひみつ」と題して修復士の作品調査の成果が載っています。たとえば、19世紀末のフランスを代表する画家ロートレックの作品『漁船』には、画面の一部に塗り残しがあり、スケッチ用のパレット・ボックスの留め具の跡であることが判明。ゴッホの作品『クリシーの橋』の赤外線調査では、パースペクティブ・フレーム(遠近法枠)を使った証拠が見つかったそうです。

今回の展覧会は修復士によるさまざまな科学調査で絵画制作のプロセスが明らかになっています。

ヨーロッパで開催された同展覧会では60万人以上の訪問があったようです。(文責 神谷)

 

「発見!!創作のひみつ」:

http://www.insyouha.jp/painting.html#painting

「開催概要」

http://www.insyouha.jp/index.html#gaiyou

 

 

 

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国会図書館は米国議会図書館の資料保存課特別プロジェクト担当官のアンドリュー・ロブ氏をお招きし、講演会を開催します。参加費は無料、申し込み締め切りは9/2(金)です。

 

講演会(東京)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日時: 2011913日(火) 14001700

会場: 国立国会図書館東京本館3階大会議室

国立国会図書館関西館第一研修室(TV中継)

演題: 「米国議会図書館における災害資料救済体制及び米国における復旧活動(仮題)」

     アンドリュー・ロブ氏(米国議会図書館)

定員:東京本館90名、関西館70名(先着順)

 

講演会(仙台)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日時: 2011914日(水) 14001700

会場: 東北大学附属図書館本館4階会議室

演題: ①「宮城資料ネットの資料救済活動(仮題)」

      佐藤大介氏(宮城歴史資料保全ネットワーク)

     ②「被災写真の修復(仮題)」

      アンドリュー・ロブ氏(米国議会図書館)

定員: 40名(先着順)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

お申込みは下記を明記し電子メールかFAXで。

①氏名 ②住所 ③電話番号

④参加希望日 ⑤希望会場 ⑥所属機関

 

申込み・問い合わせ先:

国立国会図書館 収集書誌部 資料保存課 保存企画係

電子メール hozonkandl.go.jp (@は半角に)

FAX 03-3581-3291

TEL 03-3506-5219(直通)

 

国会図書館の講演会ご案内のページ:

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_preserve28.html

 

 

 

 

 

 

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広範囲な材料の寿命(劣化解析、耐久性評価、寿命予測)を研究する「マテリアルライフ学会」。会誌の20115月号では、文化財保存と環境測定を特集、下記3本の「解説」が掲載されています。

 

1.「図書館・文書館の保存環境と測定」 稲葉政満(東京藝術大学大学院保存学専攻)

保存期間の目標設定や紙の劣化モデル、温湿度や有害ガス、大気汚染などについて解説。

2.「文化財の収蔵庫」 本田光子(九州国立博物館学芸部博物館科学課長)

九州国立博物館の空調や災害対策、環境測定など収蔵庫の事例紹介。

3.「屋外石造文化財の環境計測および環境制御」 森井順之(東京文化財研究所保存修復科学センター修復材料研究室研究員)

臼杵磨崖仏(うすきまがいぶつ)を例に、石造文化財の物理風化による劣化や環境測定で保存上の問題点を解明。

 

「マテリアルライフ学会誌」 MAY 2011

発行: マテリアルライフ学会

発行日: 2011531

判型: A487

頒価: 2,000円(送料別)

 

マテリアルライフ学会:

http://materials-life.org/

 

 

 

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本書は、40年以上にわたり製紙用植物繊維の研究をしてきた宍倉佐敏氏(宍倉ペーパー・ラボ代表、特種東海製紙テクニカルアドバイザー)の調査研究の集大成です。

 

宍倉氏は特種製紙(現特種東海製紙)において画材用紙や保護・保存用紙、ファンシーペーパー、再生紙などの開発に携わってきました。在職時に国内外のパルプや木材繊維の研究をし、6千点の藩札を含む、約6万点に及ぶ古典籍・古文書を調査。定年退職後は宍倉ペーパー・ラボを設立し、現在でも紙の繊維分析を行っています。

社外でも、宮内庁書陵部や高野山正智院、国立歴史民俗博物館、神奈川県立金沢文庫、国立公文書館など奈良時代から近現代にいたるまで幅広い紙資料を調査しています。

 

紙の繊維分析は地味な作業で、なかなか後継者が育ってこなかったと宍倉氏は言います。一方、近年の分析技術やコンピュータの進展などにより、本書の付録にある「繊維判定用和紙見本帳」や「簀目(すのめ)測定帳」によって、紙を使い慣れている人であれば、和紙原料の繊維分析が可能になったとも述べています。

 

1部では料紙の基礎知識を、第2部では調査事例を、第3部では具体的な料紙の調査方法を詳説しています。

 

「この本を読んだ紙の専門家の間からは、「モノ(実物)をみている人ならではの説得力のある内容」と高い評価をいただいています。」(宍倉氏の話)

(文責 神谷)

 

『必携 古典籍古文書 料紙事典』 

編著: 宍倉佐敏

判型: A5判、453

ISBN978-4-8406-2072-7

初版: 2011年7月25日

発行: 八木書店

定価: 10,000円(税別)

八木書店出版部:

http://www.books-yagi.co.jp/pub/index.htm

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1部 料紙の基礎知識

 第1章 概 説

 第2章 製 法

 第3章 形態と特徴

 第4章 装幀と料紙(吉野敏武執筆)

 第5章 原 料

 

2部 料紙の調査事例

 第1章 古典籍

 第2章 古文書

 第3章 漢籍・経典

 第4章 百万塔陀羅尼

 第5章 歴代古紙聚芳

 第6章 藩札と私札

 

3部 料紙の調査方法

 第1章 調査の流れ

 第2章 必要な道具とその使い方

 第3章 調査の実際

 第4章 観察と撮影方法

付  録

 用語辞典

 基本的な繊維写真

 参考文献

別冊付録

 繊維判定用 和紙見本帳

  (6種 楮の打紙あり/楮の打紙なし/麻/雁皮/三椏/竹)

 簀目測定帳

【コラム】

「古典籍の料紙の歴史」(渡辺滋・明治大学)

「文房具」(日野楠雄・和紙文化研究会)

「顔料と料紙」(成瀬正和・宮内庁正倉院事務所)

「墨と料紙」(大川原竜一・明治大学)

「平安時代の打雲」(増田勝彦・昭和女子大学)

「漆と紙」(荒川浩和・東京国立博物館名誉館員)

「春日懐紙と万葉集」(田中大士・文科省)

「歌集の料紙」(別府節子・出光美術館)

「『看聞日記』料紙の世界-室町時代料紙の宝庫-」

(小森正明・宮内庁書陵部)

「金沢文庫の料紙」(永井晋・金沢文庫)

「古典籍の料紙、高野山の料紙」

(山本信吉・元奈良国立博物館館長)

「尊経閣文庫の料紙」(菊池紳一・尊経閣文庫)

「経典と料紙」(赤尾栄慶・京都国立博物館)

「漢籍と料紙」(高橋智・慶應義塾大学斯道文庫)

「絵巻物と料紙」(名児耶明・五島美術館)

「拓本と料紙」(高橋広二・毎日書道会)

「古筆と料紙」(高城弘一・大東文化大学)

「キリシタン文献の紙」(豊島正之・東京外語大学)

「紺紙経の料紙になった文書」(鳥居和之・名古屋市博物館) 

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