2016年3月アーカイブ

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本書は、文化庁の「国宝重要文化財等保存整備費補助金」の助成により制作されたものです。伝統的な装こう技術(*)に加え、現代の科学的な裏付けに基づいた修理や修理理念、修理倫理などを踏まえて書かれています。

 

当初の構想が「教科書(テキスト)」であったそうで、東洋絵画や書跡の素材や構造にはじまり、劣化の現象や修理技術、修理材料、道具類に至るまで、修理に関する基本的なことがらが述べられています。後半には、修理事例も多数載っています。写真やイラストも豊富で、初心者にもわかりやすい内容です。

 *装こうの「こう」はサンズイに「黄」です。

 

 

主な内容:

第1章     装こう文化財の素材と構造

本紙と装丁

本紙の素材と構造

1       基底財

2       彩色層

3       各種装丁に共通する素材・構造

4       装丁各論―各装丁(形態)ごとの構造と素材

5       保存収納

第2章     劣化・損傷を見分ける

1       現象別分類

2       部位別分類

3       原因別分類

 

修理技術・材料・道具

修理技術

1       装こう基礎技術

2       記録調査

3       クリーニング

4       シミ抜き(漂白処置)

5       剥落止め

6       肌裏紙取り替え

7       欠失部を補填する

8       折れ伏せ

9       乾燥

10    補彩

11    本紙補填材

12    接着剤

13   

14    補彩用絵具

15   

16    有機溶媒

17    施設

18    設備・道具

 

事例篇

第1章     絹本絵画の修理

第2章     紙本絵画の修理

第3章     紙・絹以外の基底材の絵画の修理

第4章     書跡の修理

 

 

『装こう文化財の保存修理 東洋絵画・書跡修理の現在』 

編集・発行: 選定保存技術保存団体 一般社団法人 国宝修理装こう師連盟

発行日: 2015年3月31日

監修: 稲葉政満、岡 興造、増田勝彦、三浦定俊

著者: 大林賢太郎

判型: B5判、395ページ、初版1,000

非売品ですが国立国会図書館をはじめ、一部の大学図書館などに収蔵されています。

 

国立国会図書館サーチ:

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026989534-00

(文責 秋田)

 

 

 

 

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紙を基材にした美術品や文化財を中心に保存修復を行っている伝世舎が「セロハンテープ痕の修復作業」をブログにアップしています。全3回のシリーズです。

 

紙の破れをセロハンテープで補修すると、その場ではよいのですが、長い年月でテープの粘着剤が劣化し、作品などを傷めてしまいます。「伝世舎のブログ」では、紙に浸透してしまったテープの粘着剤を除去するために溶剤と自作のサクションテーブルを使った修復事例を紹介しています。

 

 

セロハンテープ痕の修復作業 その1

http://ameblo.jp/denseisya/entry-12126440772.html

セロハンテープ痕の修復作業 その2 サクションテーブル:

http://ameblo.jp/denseisya/entry-12134144847.html

セロハンテープ痕の修復作業 その3 サクションテーブルでの作業

http://ameblo.jp/denseisya/entry-12136202628.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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著者の牧野隆夫氏は仏像修復を手掛ける吉備文化財修復所の代表です。本書は修復所開設以来300体以上の仏像を修復してきた著者30数年の経験の中から書かれたものです。

美術品や文化財の保存修復は科学的な裏付けの下で行われるのが現代の潮流ですが、信仰の対象となる仏像には単に材料学的な保存修復学だけでは割り切れないものがある、と著者は述べています。仏像の修復を通じて、日本人にとって仏像とは何か、文化財とは何か、などを語っています。

 

主な内容は、

仏像と修復について 少し長いまえがき

第一章 再興の再考 秘仏の移動で開幕したドラマ ――普門坊馬頭観音菩薩立像修理

第二章 修復家への道 ――国清寺釈迦如来坐像修理

第三章 東北へ――地域に根ざす仏像修理 ――向居薬師堂仁王像、薬師如来坐像修理

第四章 住職が求めた「もっと違う修理」――皎圓寺全仏像の修理

第五章 足場の上で考えたこと ――浅草寺仁王像修理

第六章 再び、再興の再考 ――願成寺光背化仏復元

第七章 調査から見えた神仏分離 ――修復家にとっての仏像

第八章 「仏の里」を守る仏二十四の魂 ――桑原薬師堂仏像群の修理

第九章 仁王尊百五十年ぶりの山門帰還 ――修禅寺仁王像修理・遷座

第十章 鎮魂と継承の再修理 ――地福寺地蔵菩薩坐像修理

あとがき 仏像とは何なのか?

資料1 旧桑原薬師堂仏像群修理工程

資料2 像種・部位名称・技法

 

『仏像再興 仏像修復をめぐる日々』

著者: 牧野隆夫

発行日: 2016220

発行所: 株式会社山と渓谷社

http://www.yamakei.co.jp/products/2815330670.html

判型: A5判、336ページ

定価: 1,800円(税別)

(文責 秋田)

 

 

 

 

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本書は、ネット検索では得られない図書館ならではの情報収集方法を解説しています。

著者の奥野宣之氏は大学卒業後、出版社や新聞社に勤務後フリーのライターとして活動、司書資格も取得されているそうです。

 

主な内容:

序章 図書館の「場」としての力

    図書館、その3つの力

第1章 「集中力」編

第2章 「発想力」編

第3章 「思考力」編

第4章 「教養力」編

5章 図書館のトリセツ

6章 「使える図書館」を探すための7つのチェックポイント

あとがき 利用者が「使える図書館」をつくる

付録 1枚!図書館ポートフォリオ

    ざっくりNDC一覧

 

 『図書館「超活用術」 最高の「知的空間」で、本物の思考力を身につける』 

著者: 奥野宣之

発行日: 2016330

発行: 朝日新聞出版

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17852

判型: 四六判、224ページ

価格: 1,300円(税別)

(文責 秋田)

 

 

 

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公益社団法人 日本写真家協会が発行している小冊子『日本写真保存センター4号』が、「日本写真保存センター」の設立構想や設立推進連盟の活動報告を載せています。同時に、写真の劣化と保存の現状なども報告しています。特に、写真フィルムの劣化事例や状態調査、実際のクリーニングや新包材への詰め替えなどの具体例は、写真フィルムの保存をされている個人や機関の方々にも参考になる内容になっています。

 

主な内容:

はじめに

「日本写真保存センター」の設立構想

「日本写真保存センター設立推進連盟」役員

「保存が望まれる写真」

後世に写真を残し伝えるために(田沼武能)

「日本写真保存センター」の活動

「日本写真保存センター」設立運動の歩み

写真の劣化と保存の現状

東京国立近代美術館フィルムセンター相模原フィルム保存庫

収集した写真の利活用

「日本写真保存センター」設立賛同者

広くみなさまのご理解とご協力をお願いいたします

「日本写真保存センター」事業実施体制

 

『日本写真保存センター4号』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

発行: 公益社団法人 日本写真家協会

編集: 松本徳彦・多田亞生

執筆: 松本徳彦・大亀哲郎・中川裕美・打林 俊・川村 惇

発行日: 平成251120

判型: A5判、63ページ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『日本写真保存センター4号』についてのお問い合わせ先:

http://www.jps.gr.jp/archive/

(文責 秋田)

 

 

 

 

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歴史資料ネットワークのブログが絵画修復家の田口かおりさんによる「1966114日、フィレンツェ」の連載を1月に開始しましたが、第2回が掲載されました。アルノ川の氾濫による国立中央図書館とガリレオ博物館の浸水の様子が述べられています。

 

1966114日、フィレンツェ」の第2回:

http://siryo-net.jp/contribution/firenze1966-02/

1966114日、フィレンツェ」の第1回のご紹介:

http://www.tokushu-papertrade.jp/digimon/mon-blog/2016/01/1966114.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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101回全国図書館大会東京大会の第15分科会(資料保存)は20151016日(金)に国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区代々木)で開催されました。発表者とタイトルは下記の通りですが、講演記録が日本図書館協会の図書館大会のサイトに掲載されました。

 

「デジタル化のリスクに向き合う ~そのデータ、10年後も使えますか?~」

 《基調講演》「デジタルデータの長期保存とその課題」

   本田伸彰氏(国立国会図書館電子図書館課)

 《報告1》「デジタル化データのマイグレーション(移行)について」

    平安名道江氏(東京都立中央図書館)

 《報告2》「長期保存用光ディスクについて」

    竹島秀治氏(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)

 

101回全国図書館大会東京大会 第15分科会(資料保存)の記録のページ:

http://www.jla.or.jp/committees/hozon/tabid/594/Default.aspx#theme1

(文責 秋田)

 

 

 

 

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埼玉県立図書館の資料保存のページ「資料保存~未来へつながる保存の技術~」では同館の資料保存の取り組みや補修技術などを紹介。

本の劣化原因や日頃からできる本のケア、資料保存の基礎、修理の技術など基本的な知識が書かれています。

 

「資料保存~未来へつながる保存の技術~」:

https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/hozon/index.html#STEPUP

(文責 秋田)

 

 

 

 

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ローカル局ですが、東京MXテレビ(9チャンネル)の「どうする東京」という番組で都立中央図書館を紹介します。貴重資料の保存・修復の現場も取材しているようです。

放映日時は、3/26(土)21002130、再放送は、3/27(日)11301159

現在は予告編を観ることができますが、放映後にはYou Tubeに本編がアップされる予定です。

 

「どうする?東京」予告編:

http://s.mxtv.jp/variety/dousuru/

(文責 秋田)

 

 

 

 

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下記の通り開催されます。参加費無料、事前申し込み制、定員60名です。

Wikipedia Wikimedia Commons を利用した、博物館の展示室・収蔵品のオープンコンテンツ化を考えるイベントとのことです。

 

日時: 2016321日(祝・月) 10:00-17:30(開場9:30

場所: 東京工業大学博物館・百年記念館 

 

内容:

10:00〜 開会の挨拶

10:1511:30 <話題提供>

 話題1 福島幸宏氏(京都府立図書館)

 「歴史資料を拓く─制度と慣例のあいだ」

 話題2 南山泰之氏(情報・システム研究機構国立極地研究所情報図書室) 

 「研究・観測データを拓く - 国立極地研究所の取組み」

11:3012:30 <昼食>

12:3017:30

説明1 くさかきゅうはち氏(東京ウィキメディアン会)

 「文化資源をひらくツール─Wikimedia Commons

 説明2 阿児雄之氏(東京工業大学博物館)

 「東工大博物館をひらく─資料のオープンコンテンツ化」

 

ワークショップ 「博物館をひらく─東京工業大学博物館編」

展示案内:阿児雄之、Wikipedia 案内:くさかきゅうはち

Wikipedia に「東京工業大学博物館」ページを作成

Wikimedia Commons に展示室、収蔵品などの写真を集積

・既存 Wikipedia 記事(真空管、ETA10、ロボットなど)に写真を追加

終了後に懇親会もあります。(希望者のみ、予算5,000円)

 

お申込み詳細は:

http://www.cent.titech.ac.jp/SpecialExhibitions_event/ScienceCafe/cn117/pg1145.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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下記の通り、東京と金沢の2か所で開催されます。

参加費無料。定員200名です。

 

■東京会場

日時: 平成28324日(木) 13301730(開場1300

場所: コクヨホール

     東京都港区港南1-8-35

■金沢会場

日時: 平成28326日(土) 13001700(開場1230

場所:   金沢工業大学 6号館 酒井メモリアルホール

  石川県野々市市扇が丘7-1

 

 

プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

東京会場  3/24(木)

 13:0013:30  受付

13:3013:35  開会挨拶 

 加藤 敬(文化庁文化部芸術文化課長)

13:3514:20  基調講演

 田良島 哲(東京国立博物館 博物館情報課長)

14:3014:55  事例報告①

文化庁アーカイブ中核拠点形成モデル事業についての報告

14:5515:15 事例報告②

中川 裕美( 公益社団法人日本写真家協会日本写真保存センター調査主任)

15:1515:35 事例報告③

金子 貴昭(立命館大学衣笠総合研究機構(アート・リサーチセンター) 准教授)

15:3515:55 事例報告④

土屋 紳一(早稲田大学演劇博物館 デジタルアーカイブ室・写真室)

16:0516:50 対談

 川口 雅子(国立西洋美術館 学芸課情報資料室長)

 生貝 直人(東京大学附属図書館新図書館計画推進室・大学院情報学環特任講師

 東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター特別研究員)

16:5017:30 ポスターセッション・交流会

 

 

金沢会場 3/26(土)

 12:3013:00  受付

13:0013:05 開会挨拶 

 小林 正浩(文化庁文化部芸術文化課課長補佐) 

13:0513:50  基調講演

 竺 覚曉 (金沢工業大学教授、同ライブラリーセンター館長、同建築アーカイヴス研究所長)

14:0014:20  事例報告①

村上 隆(京都美術工芸大学教授、高岡市美術館館長)

14:2014:40 事例報告②

中川 裕美( 公益社団法人日本写真家協会日本写真保存センター調査主任)

14:4015:00 事例報告③

金子 貴昭(立命館大学衣笠総合研究機構(アート・リサーチセンター) 准教授)

15:0015:20 事例報告④

土屋 紳一(早稲田大学演劇博物館 デジタルアーカイブ室・写真室)

15:3516:20 対談

 竺 覚曉 (金沢工業大学教授、同ライブラリーセンター館長、同建築アーカイヴス研究所長)

 桂 英史(東京藝術大学大学院映像研究科

 

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お申込み詳細:上記の「プログラム部分」は一両日中にウェブサイトに掲載されるとのことです。

http://archive-sympo.jp/

(文責 秋田)

 

 

 

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(株)帝国データバンクは、帝国データバンク史料館(東京都新宿区)の正社員(1名)の募集を開始しました。

 

求める人材は、

1.株式会社帝国データバンクの業務全般並びに史料館業務に強い関心のある方。

2.資料の収集、保存、活用等に関する専門的な知識と経験があり、

    ミュージアムの業務にも精通している方。

    アーカイブズに関する知識を持つ学芸員

    あるいはミュージアムの活動への理解が深いアーキビストが望ましい。

 とのことです。

 

応募要件は下記の通りです。

2642歳くらいで、男女を問わない。

4年制大学(大学院)を卒業(終了)された方。

・ミュージアムまたはアーカイブズに勤務した経験のある方。

第一次書類選考(郵送)の期限は2016425日(月)(消印有効)です。

 

応募要項など詳細は:

http://www.tdb-muse.jp/info/2016/03/1-3.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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下記のとおり開催されます。

 

期間

■長期コース(東京会場)

平成28719日(火)~85日(金)、平成28822日(月)~99日(金)

■短期コース(高知会場)

平成281114日(月)~1119日(土)

 

会場

■長期コース:国文学研究資料館

■短期コース:高知県立大学永国寺キャンパス(1114日~17日)

         高知市立自由民権記念館(1118日~19)

申込資格

(1)   大学院在学中または大学卒業以上の学歴を有する者で、アーカイブズ学に強い関心を持つ者

(2)   文書館などの歴史資料保存利用機関をはじめとして、官公署・大学・企業等の文書担当部局及び歴史編纂部局、又はアーカイブズを取り扱う必要のあるその他の組織に勤務し、アーカイブズの収集・整理・保存・利用等の業務に従事している者。

定員

■長期コース30

■短期コース35(両コースとも特別聴講若干名を含む)

※いずれも定員を上回る応募があった場合は、全コースの応募者を優先し、選考を行います。

受講料は無料。ただし、横浜開港資料館の観覧料(200円程度)は受講者の負担となります。

 

お申込み詳細は:

https://www.nijl.ac.jp/pages/event/seminar/2016/archives.html

(文責 秋田)

 

 

 

 

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例年、京都など関西地域で開催されていた「映画の復元と保存に関するワークショップ」が、11年目の今年、初めて東京開催を計画しています。関連して、ご意見やご要望を募集しています。

 

詳細は映画保存協会のページから:

http://filmpres.org/whatsnew/6545/

(文責 秋田)

 

 

 

 

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平成271015日(木)~16日(金)に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)で開催された、第101回全国図書館大会の第11分科会(図書館の自由)と第15分科会(資料保存)の参加報告が、国立国会図書館の情報誌「びぶろす」に掲載されています。

 

「びぶろす」該当ページは:

http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/2016/1/06.html

(文責 秋田)

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国立国会図書館が図書館向けに資料保存に関する講義と実習「図書館における資料保存」の講師派遣の募集を開始しました。

 

研修時間は3時間で、「図書館における資料保存の考え方に関する講義」と「図書館資料の軽微な破損(ページの破れ、12ページ程度の脱落など)に対する簡易な補修手当ての実習が行われます。

募集期間: 平成2832日(水)~25日(金)

実施期間: 平成2841日(金)~平成29331日(金)

講師の旅費(交通費、宿泊費)は依頼者の負担です。

 

お申込み詳細は:

http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/1214522_1485.html#theme4

(文責 秋田)

 

 

 

 

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下記のとおり開催されます。

 

期日: 2016423日(土)・24日(日)

会場: 東京外国語大学府中キャンパス

参加費: 会員500円、非会員1,000円(事前申し込みは不要)

 

プログラム: ※タイトル、時間、会場等は変更となることがあります。

423日(土) 受付開始12:30 (会場:本部管理棟大会議室)

総会 13:0015:00 *会員の方のみが参加できます

講演会 15:3016:30

宮崎 恒二氏(東京外国語大学副学長)

    「史資料の救出・保存とその活用:インドネシアでの経験から」

懇親会 17:0019:00(会場:アゴラグローバル1階カフェテリア)

 

424日(日)受付開始9:00

自由論題研究発表会 9:3012:20

1会場(場所:本部管理棟大会議室)

   元(ウォン) ナミ

  「イギリスにおける地方公文書館の創設と現在の課題:ベッドフォードシャー(Bedfordshire)の事例を中心に」

   金子 彩里香

   「米軍占領地域における民政文書管理と「処分」:USCARの「文書処分計画書」を事例に」

   Baryshev Eduard(バールィシェフ・エドワルド)

   「「自然なアーカイブズ」構想の理論的・実践的な意義:近現代ヨーロッパのアーカイブズ学の観点から」

   阿久津 美紀、徳永 祥子

   「日本とイギリスにおける児童福祉施設出身者(ケアリーヴァー)の記録へのアクセス:そのとき、彼らに必要な支援とは」

   小谷 允志、渡邊 健、山田 敏史

   「記録管理の国際標準「ISO 30300シリーズ」の意義」

 

2会場(場所:アゴラグローバルプロジェクトスペース)

   橋本 陽

   「ISAD(G)の成立過程とその思想:問うべき課題は何か」

   蓮沼 素子

   「現代舞踊アーカイブズの編成の実践と課題:「石井漠資料」を事例として」

   長島 祐基

   「市民アーカイブ多摩における市民活動一次資料保存と公開の取り組み:「懸樋氏旧蔵電磁波運動資料」の整理を通じて」

   宇野 淳子

   「音声記録の保存状況等調査とその分析:立教大学共生社会研究センターにおけるFACET適用の試み」

   高科 真紀、青木 睦

   「アーカイブズ展示照明の検証:LED照明と蛍光灯の特性比較を中心に」

 

3会場(場所:アゴラグローバルプロジェクトスペース)

   大木 悠佑

   「機能分析方法論に関する比較的検討」

   齋藤 歩

   「フランク・ボールズによる「ミクロ・アプレイザル」の現代的意義:建築レコードを例に」

   渡辺 彩香

   「文学資料における検索手段の考察:芥川龍之介資料を例に」

   新嶋 聡

   「厚生官僚追悼録のアーカイブズ学的研究:公害問題の生じ方を例として」

 

企画研究会 14:0017:00(会場:本部管理棟大会議室)

・テーマ:「アーカイブズ記述の未来-ライブラリー、ミュージアムとの比較から-」

 

・報告1「 図書館目録における「記述」の現状と将来」

 谷口 祥一氏(慶應義塾大学文学部)

・報告2「ウェブ時代の博物館資料情報とデータモデル」

 嘉村 哲郎氏(東京藝術大学芸術情報センター)

・報告3「アーカイブズ記述の国際標準に関する近年の動き」

 寺澤 正直氏(国立公文書館)

モデレーター:田窪 直規氏(近畿大学)

 

詳細は:

http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=258

文責 秋田)

 

 

 

 

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一般社団法人電子情報通信学会が発行する「電子情報通信学会誌」の平成2712月号が電子データの長期保存を目的とした「超長期保存メモリ・システム」を特集しています。

 

電子データの、50年またはそれ以上の数百年~1000年といった長期保存技術はまだ確立されていません。現在、電子データの長期保存の唯一の方法は、マイグレーションです。コンピュータなどのハードウェアやソフトウェアの世代交代に合わせて電子データを新しいシステムに移し替えていく方法ですが、長い年月ではデータ量の増大に伴う維持コスト負担の問題が懸念されています。

 

マイグレーション以外の方法は、各国でさまざまな研究がされていま。(下記)

「電子情報通信学会誌」が特集しているのは日本国内で開発中の「超長期保存メモリ・システム」です。近年大容量化による普及が著しい「フラッシュメモリ」、長い年月では劣化しやすい電極を廃した「半導体ロゼッタストーン」、「石英ガラスを用いたメモリ」などを取り上げています。

 

特集の主な内容は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「小特集 超長期保存メモリ・システムへの挑戦」

小特集編集にあたって 編集チームリーダー 渡辺正裕

1.ディジタルデータの長期保存における課題と戦略  石原 直

2.長期保存メモリ・システムのニーズとインパクト

 2-1 国立国会図書館における電子情報の長期保存 本田伸彰

 2-2 超長期保存メモリ・システムの社会的インパクトを見積もる 江連三香

3.超長期保存メモリ実現へ向けた基礎的課題と研究開発の現状

 3-1長期保存へ向けた半導体メモリの課題と展望 竹内 健

3-2 半導体ディジタルロゼッタストーン 黒田忠広

3-3光技術から超長期保存メモリへのアプローチ

   渡部隆夫、今井 亮、塩澤 学、森 重喜、下間靖彦、

   坂倉政明、三浦清貴、渡辺康一

4.意味理解を保障するメモリ・システムの構築へ向けて 小林敏夫

 

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「電子情報通信学会誌」平成2712月号 Vol.98 No.12

 

発行: 一般社団法人 電子情報通信学会

発行日: 平成2712月1日

判型: A4判、107

価格: 2,505円(税別)

https://www.ieice.org/jpn/books/kaishi.html

 

 

 

(参考)

国内外で研究されている「電子データの長期保存」の例

"Digital vellum"

グーグル副社長のヴィント・サーフ氏らが提唱しているバーチャルマシーンによる長期保存。ハードウェアのエミュレーションやOSの搭載をする。コンテンツとアプリケーション、OSX線スナップショットを一緒に保存。(2015年~)

https://www.cmu.edu/silicon-valley/news-events/dls/2015/cerf-news.html

"The Rosetta Project" 1万年の保存を目指している。

The Long Now Foundation'sという団体が提唱。直径3インチのニッケルディスクにデータをエッチングする技術。1枚のディスクに14,000ページの情報を記録できる。200倍の顕微鏡があれば中身を読み取れるため、電源や特別な装置が不要でもある。5090%の言語は次の世紀に失われるだろう、との予測のもとに言語的情報も保存することを目標としている。(2002年~)

http://rosettaproject.org/

・「100万年後も読み取れるハードディスク」

フランスの放射性廃棄物管理機関(ANDRA)が研究主体。放射性廃棄物の埋め立て場所を記録するために開発したもの。工業用サファイアのディスクにプラチナで情報を刻み込む技術。倍率の高い顕微鏡があれば読み取れる。(2012年~)

http://www.sciencemag.org/news/2012/07/million-year-hard-disk

http://www.andra.fr/

・「フラッシュメモリ」

Johns Hopkins Universityが研究主体。相変化メモリにダイヤモンドを使用することで大容量のデータを記録することができるもの。(2012年~)

http://www.computerworld.com/article/2503753/emerging-technology/researchers-use-diamonds-to-boost-computer-memory.html

https://www.jhu.edu/

・「DNA保存」 1000年以上の保存を目指している。

ETH Zurich's Department of Chemistryが研究主体。DNAをシリカで包んでデータを保護する技術。(2015年~)

https://www.ethz.ch/en/news-and-events/eth-news/news/2015/02/data-storage-for-eternity.html

・「DNA保存」 1000年以上の保存を目指している。

EMBL-European Bioinformatics Institute (EMBL-EBI) が研究主体。DNAを断片化しデータを貯蔵する技術。(2013年~)

http://www.ebi.ac.uk/about/news/press-releases/DNA-storage

・「DNA保存」 1000年以上の保存を目指している。

Harvard's Wyss Institute が研究主体。DNA分子にデータをコード化して保存する技術。(2012年~)

http://www.extremetech.com/extreme/134672-harvard-cracks-dna-storage-crams-700-terabytes-of-data-into-a-single-gram

・「石英ガラス」 138億年保存が可能。

英サウサンプトン大学が研究主体。超高速レーザを使用して石英ガラスにデータを刻む技術。(2013年~)

https://wirelesswire.jp/2016/02/50361/

・「石英ガラス」 数億年の保存が可能。

日立製作所が開発中。石英ガラスにフェムト秒パルスレーザーで記録を行うもの。(2012年~)

http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2012/09/0924.html

・「超長期保管メモリ」 1000年以上の保存を目指している。

神奈川大学 理学部の小林敏夫教授らが提唱。201510月からはJST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)のCRESTに採択され、中央大学の竹内健教授が研究代表者となった。(2006年~)

http://sigarc.ipsj.or.jp/Presentation/arc185_icd-kobayashi.pdf

https://www.colabory.com/grants/gsd008_01/index?no=179324

 

文責 神谷)

 

 

 

 

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