IPI(画像工学研究所)が西アフリカのマリの写真ネガフィルム保存取り組みを紹介

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このプロジェクトは、ミシガン州立大学からアフリカの美術史家 キャンディス・ケラー氏に与えられたNEH(The National Endowment for the Humanities、全米人文科学基金)の助成による、西アフリカのマリにある写真ネガフィルムの2年間の保存活動です。米国のIPI(Image Permanence Institute、画像工学研究所)が紹介しています。

 

プロジェクトの目標は、1950年代以降に活躍したマリ在住4人の写真家のネガフィルム約25,000点を調査・保存することです。具体的には、フィルムのクリーニングやスキャニング(デジタル化)、目録作成、劣化したフィルムの保存収納などです。フィルムの劣化調査には、マイクロフィルムや映画フィルムなどの劣化状態を測定する「ADストリップス」(IPIが開発)を使用しています。

 

西アフリカのマリは、雨季と乾季が繰り返される気候です。日中の気温が2442℃、相対湿度が3070%の間で変動します。実際のネガフィルムは間紙や封筒などもなく、フィルム購入時の紙箱に入れてありました。扇風機はあるがエアコンもほとんどない環境に置かれていたようです。多くのフィルムは高温多湿の環境で劣化が加速し、酢酸を放出(ビネガーシンドローム)していました。

 

ネガフィルムの調査の結果、プロジェクトチームは最も劣化の進んでいるフィルムから順にコピーし冷凍保存することを推奨、購入時の箱やプラスチックケースからフィルムを取り出し、中性紙の封筒などに収納することを提言しています。理想的には、ネガフィルムを今後、冷蔵保存することが必要ですが、今回の予算には含まれていないため、プロジェクトチームは資金援助を求めています。

 

詳細はIPI Climate Notesで(英語):

http://imagepermanenceinstitute.createsend1.com/t/ViewEmail/y/04D67ECFDFC49A39/19ABA6D1F8261D82C5EC08CADFFC107B

(文責 秋田)

 

 

 

 

 

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