『染色技術の伝統と継承―研究と保存修復の現状―』研究集会の報告書を東京文化財研究所が出版

 

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2011年93日(土)~5日(月)に東京文化財研究所で開催された国際研究集会「染織技術の伝統と継承―研究と保存修復の現状―」は200名を超える研究者・技術者の参加がありました。当報告書は研究集会の参加者に配布されたものです。報告書には講演内容に加えディスカッションも載っています。近日中に東京文化財研究所のウェブサイトにもpdf版の公開を予定しているそうです。(文責 神谷)

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

基調講演

1.染織技法の伝承―技法の変化・置き換え・相互関係― 長崎 巌

2.染織史における復元的研究

  ―江戸時代の小袖に見る染織技法を中心に― 河上繁樹

 

セッションⅠ 染織技術を守る

1.日本における染織技術保護の現状と課題

  ―わざを守り伝えるために― 菊池理予

2.韓国刺繍史とその再現作業

  ―刺繍匠「韓尚洙」の歩み― 韓尚洙・金韺蘭

3.織物技術について、現場からの報告 北村武資

4.染織の王、絹と共に60

  ―刺繍の今昔と伝承の現在と提案―福田喜重

 

セッションⅡ 染織品保存修復のいま

5.メトロポリタン美術館の染織品収蔵管理に携わって

  ―19663月~20038月― 梶谷宣子

6.The Textile Conservation Workshop at the Abegg-Stiftung.

  The History and Present Situation of Textile Conservation in Switzerland

  アベッグ財団におけるテキスタイル保全ワークショップ

  ―スイスにおけるテキスタイル保全の歴史と現状― ベティーナ・ニーカンプ

7.染織品保存修理の理念 小林彩子

8.正倉院宝物にみる染織品の保存修復の歴史 田中陽子

9.染織文化財を伝える―修理の現場から― 城山好美

10.「紋縮緬地熨斗文友禅染振袖」修理の報告 

  ―染屋が修理を始めたら― 矢野俊昭

11.日本刺繍と染織品の修復 岡田宣世

 

セッションⅢ 染織技術へのまなざし

12.Ties That Bind: The Transmission of Shibori to The United States and Beyond

  異文化を結ぶ技法―米国とその他の地域への絞り染めの広がり― シャロン・タケダ

13.Fascination for the Foreign: The Appreciation and Appropriation of 'Exotic'

  外国へのあこがれ―ヨーロッパと日本における"エキゾチック"な

  染織品の受容とその影響― アンナ・ジャクソン

14.室町時代の舞楽装束にみる染織技術

  ―織物にみる糸質・織組織を中心に― 小山弓弦葉

15.絵画史研究は染織技術を明らかにすることができるか

  ―中世職人歌合絵を起点として― 土屋貴裕

 

セッションⅣ 染織技術をつたえる

16.無形文化財工芸技術分野における後継者育成について 佐々木正直

17.イギリスにおける染織品保存修復士の教育 石井美恵

18.大学教育における染織技術の伝承と保存に関する取り組み 深津裕子

 

討 論

 

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『第35回文化財の保存と修復に関する国際研究集会 

染織技術の伝統と継承―研究と保存修復の現状―』

発行日: 20121130

編集・発行: 独立行政法人国立文化財機構 

東京文化財研究所 無形遺産部

非売品

 

 

 

 

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