「丸善ライブラリーニュース」は、丸善株式会社が年4回発行している図書館関係者向けの総合情報リーフレットです。冊子形態で発行されるほか、既刊号は後日WEBでダウンロードができます。
丸善ライブラリーニュース: http://www.maruzen.co.jp/business/edu/lib_news/
2011年11月9日発行の第15号の内容は以下の通りです。
英国ノーフォーク公文書館 ペーパーコンサバター 内田夕貴氏の投稿記事では、ノーフォークレコードオフィス(NRO)で発生した1994年の大火災の事例が述べられています。
消火水は熱湯となり、コレクションの10%に甚大な被害を与えたといいます。NROでは事故の数時間後にコンサバターが館内に入り、もっとも貴重な資料から優先的に救出、その日のうちに契約している冷凍乾燥庫に送られました。同時に復興までの予算の獲得も進められています。この後は長い時間を掛けて修復、建物もアーキビストやコンサバターがその設計にかかわり、2003年に再開しました。
NROの運営回復までのプロセスは、アーキビストやコンサバターなど関係者が常に適切に連携し、被災からの回復はシステマチックにすすめられたことが語られています。
「プリザベーションに関して職員がもっとも学んだことは、資料を保存箱に入れておくことの重要性であった。資料を守る保存箱が冠水していても中の資料は濡れていない場合が多かったからである。これに対して箱に入っていなかった大型地図や箱に入れられていなかった多くの製本は水の被害をまっとうに受けてしまっていた。」(本文より抜粋)
(文責 神谷)
内容------------------------------------------------------------------
<巻頭>
・「大震災の中の図書館」 東北大学附属図書館長 野家啓一
・「図書館員が東日本大震災からの復興に向けてできること」 東北大学附属図書館 米沢 誠
・「災害の被害から効果的に回復するには」
英国ノーフォーク公文書館 ペーパーコンサバター 内田夕貴
・「高等教育改革の機軸として「アカデミック・リンク」序論」
千葉大学附属図書館長 アカデミック・リンク・センター長 竹内比呂也
・「慶應義塾大学電子学術書利用実験プロジェクト 実験を通じてわかってきたたこと」
慶應義塾大学 島田貴史
・「教育現場 学校図書館の日常から」
明星学苑明星中学高等学校 鬼丸晴美
東京大学 大学院教育研究科 今井福司
専修大学 文学部 野口武悟
<おはようございます>
「アーカイブズの仕事」 学習院アーカイブズ 桑尾光太郎
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