「紙媒体の歴史公文書等の保存方法について」国立公文書館

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20107月から3回にわたり開催された「歴史公文書等保存方法検討有識者会議」(以下会議)は『紙媒体の歴史公文書等の保存方法検討報告書』(以下報告書)を国立公文書館のサイトに公表しました。会議では、歴史公文書等の保存を目的とする代替物の在り方について、国立公文書館による代替物作成後も紙媒体の原資料を保存し続けることを前提に以下の結論を出しています。

 

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1.原資料の保存状態、内容、利用頻度等に応じて、代替物作成の方法・媒体を適切に使い分ける取組みを今後も継続していく。

2.紙媒体のスキャニングによるデジタル化を新たに採用する。

3.原資料の保存状況や利用頻度に応じて媒体を選択することとし、保存状態が比較的良好な場合は、デジタル化による代替物作成を基本とし、急速に劣化が進んでいるものや今後劣化が進行するおそれがあるものについては、マイクロフィルム化による代替物作成を基本とする。

4.デジタル化により代替物を作成する際には、紙媒体の歴史公文書等の価値を維持するための技術、規格、仕様等に準拠する。また、仕様等の策定には国内外の先行事例や標準化等の取組みを参考に行う。

5.マイクロフィルム化により代替物を作成する場合、スキャニングにより作成したデジタルデータを、マイクロフィルム及びデジタル媒体の両方で保存するCOM/COLDの採用についても、国際標準規格のISO11506を参照し、コスト及び保存の観点から比較の上、検討を行う。

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報告書によると、デジタル媒体の適切な保存・管理には、メタデータや保存媒体、保存環境に加え継続的な維持管理について、さらに検討する必要があるとしています。また、公文書館が2011年度に開始する電子公文書等の移管・保存・利用にかかわる取り組みの成果も可能な限り活用していくということです。(文責 神谷)

 

紙媒体の歴史公文書等の保存方法について:

http://www.archives.go.jp/news/110315_01.html

 

 

 

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