新着文献 『博物館資料保存論-文化財と空気汚染』佐野千絵ほか

  hakubutukannsiryouhozonnronnn.jpg 

 本書は、2008年に東京文化財研究所で行われた学芸員研修をもとに執筆されたものです。美術館や博物館で文化財を保存・展示するための清浄な空気環境を獲得するためのさまざまなノウハウを紹介しています。

 

東京文化財研究所は長年にわたり多数の新築・増築・改修される保存展示の現場で空気環境の清浄化技術を開発してきました。これらの技術により、何年も掛かった施設の「枯らし期間(シーズニング期間)」は3ヶ月程度に短縮されたといいます。

 

保存環境調査においては、人や環境を守るための法規などをもとに、文化財の望ましい空気環境として主要な汚染物質の管理目標値(推奨値)も示しています。汚染物質の測定や制御方法だけでなく、汚染対策など豊富な事例も報告。巻末の付録には用語解説などとともに「中学校理科第一分野から勉強しなおそう」という、基礎知識を得るための項目があり、ともすれば難解になりがちな内容を手助けしてくれます。(文責 神谷)

「博物館資料保存論はシリーズ化を計画しています。空気汚染の次は温度・湿度です。」(東京文化財研究所 保存化学研究室 佐野千絵室長)

 

『博物館資料保存論-文化財と空気汚染』

著者:    佐野千絵(東京文化財研究所保存科学研究室長)

呂 俊民(東京文化財研究所 客員研究員)

吉田直人(東京文化財研究所 主任研究員)

三浦定俊(東京文化財研究所 名誉研究員 (財)文化財虫害研究所理事長)

発行: みみずく舎

発売: 医学評論社: http://www.igakuhyoronsha.co.jp/5000/?ISBN=978-4-87212-027-2

A5判,172頁,1色刷(一部4色刷

2010年6月10日発行 初版 1,200部

\2,730(税込)

ISBN 978-4-8 6399-027-2

 

内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第1章 文化財と空気汚染

第2章 汚染物質の性状とその影響

第3章 汚染物質の制御

第4章 汚染の監視計画

第5章 汚染物質測定手法の実際

第6章 汚染対策実施例

付録 用語解説、濃度と単位、空気環境清浄化対策に必要な知識

 

| | コメント(0) | トラックバック(0)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 新着文献 『博物館資料保存論-文化財と空気汚染』佐野千絵ほか

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.tokushu-papertrade.jp/digimon/mon-blog/mt-tb.cgi/142

コメントする

株式会社TTトレーディング
デジタルもんじょ箱トップへ

最近のトラックバック

過去の記事