2010年6月アーカイブ

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本書の目的は、教会が自らの資料を記録し保存するにはどうすればいいか、という実践的な解説と教会記念誌の編纂発行に関するガイドラインを提示することです。キリスト教史の教員と学芸員(アーキビスト)、図書館司書の合作でもあります。(「本書の目的」より一部編集)

 

「教会アーカイブズ研究会は4名のメンバーで、国内キリスト教会への資料保存の啓蒙活動を行っています。本書は記念誌編纂の手引きだけでなく、教会アーカイブズにこれから取り組む人々にとっても有益な情報を集めた実用書になったと思います。」(阿部伊作さん)

 

2008年から活動している任意団体「アーキビスト・サポート」で出会ったメンバーが出版のきっかけになっています。教会だけでなく、小規模なアーカイブズにも役立つ現場の知識が多く盛り込まれています。(文責 神谷)

 

 

  

『教会アーカイブズ入門』―記録の保存と教会史編纂の手引き

編者: 東京基督教大学 教会アーカイブズ研究会

著者: 山口陽一、鈴江英一、新井浩文、杉浦秀典、阿部伊作

 

発行: いのちのことば社 http://www.wlpm.or.jp/

A5判,143

2010620日発行 初版 1,000

\1,365(税込)

ISBN 978-4-264-02858-1

 

主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第1章 教会アーカイブズへの接近(山口陽一)

第2章 3年あれば教会史はできる―札幌元町教会40年史を例に―(鈴江英一)

第3章 記録の残し方(新井浩文)

第4章 記録の整備と整理の仕方―アーカイブズの実践―(杉浦秀典)

第5章 記録の伝え方(阿部伊作)

附録 どのような記録が教会にあるか?

附録 教会アーカイブズを始めるためのチェックリスト

教会アーカイブズ入門 参考リスト

キリスト教関係アーカイブズ・ダイレクトリー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

アーキビスト・サポート:

http://www.ne.jp/asahi/archivists/support/

 

 

 

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本講座は大学学芸員養成講座教官、博物館学芸員などを対象にしています。明治大学博物館(千代田区駿河台)にて201094日(土)と5日(日)に開催。

 

「講座担当の教員がこの科目について、何をどう学生に教えるかを考える上で保存に対する博物館での考え方と現状、保存科学の考え方と現状を知ることは大切なことです。その上で、博物館資料保存に関する基礎をどこに置くかを検討する素材を提供したいと思います。」(講座案内より)

 

詳細はNPO法人博物館活動支援センターページで:

http://www.npo-msc.org/kastudou_hozon_kouza22.html

 

 平成24年度から大学の学芸員養成講座の科目が、現行12単位から19単位に増える予定です。現代社会の変化やニーズに対応するために改正されるものです。

文部科学省の報告(下記)によれば、「博物館資料保存論」や「博物館展示論」「博物館教育論」「博物館情報・メディア論」などを新設(各2単位)となっています。(文責 神谷)

 

文部科学省 「学芸員養成の充実方策について(報告)」:

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/gaiyou/1246188.htm

 

 

 

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樹皮紙とは耳慣れない言葉ですが、カジノキなどの生皮をビーター(石棒)で打って叩き延ばして作る紙のことです。東南アジアでは、樹皮を叩き延ばしてして布のように使った歴史もあります。原物の古いものはあまり残っていませんが、道具(ビーター)が各地で見つかっています。

ていねいに作られた樹皮紙は均質で、和紙やトレーシングペーパーのように薄いものもあります。

 

文書修復家の坂本勇さんはベトナムで文書修復の指導をした際に、龍謄紙(りゅうとうし)に出合ったことで、東南アジアの美しい伝統紙に興味を持ったといいます。坂本さんの収集した樹皮紙や道具などをもとに、紙の博物館にて企画展『アジアの樹皮紙の美』が開催されています。(2010619日~74日) 

 

「紙といえば繊維を水に分散させ漉きあげたものが一般的ですが、木の皮をたたいて作る樹皮紙についてはほとんど研究・調査がされていません。できるだけ多くの方々に観ていただき、樹皮紙がどこで生まれてどのようなルートで広がったのかなど、今後の研究が進むことを願っています。」(坂本さん)

 

期間中の626日(土)と73日(土)には、それぞれ坂本さんの講演会とハンズ・オン&レクチャーが予定されています。(文責 神谷)

 

詳細は紙の博物館サイトで:

http://www.papermuseum.jp/

 

 

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大会日程は2010916日(木)・17日(金)の二日間、なら100年会館ほかで開催されます。

 

9分科会(資料保存)は9179301630に奈良教育大学にて行われます。分科会テーマは「地域資料をめぐる図書館とアーカイブズ―その現状と未来―」です。地域で守り伝えていくべき資料とは何か、図書館における地域資料の収集・保存と提供の事例報告、地域のアーカイブズ(文書館)との融合などについて発表を予定しています。

                         

例年展示される日本図書館協会資料保存委員会提供の「資料保存展示パネル」もリニューアル、毎年好評の「図書の簡易補修ワークショップ」も開かれます。(文責 神谷)

 

詳細は:

http://www.library.pref.nara.jp/event/zenkoku/index.html

 

 

 

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 本書は、2008年に東京文化財研究所で行われた学芸員研修をもとに執筆されたものです。美術館や博物館で文化財を保存・展示するための清浄な空気環境を獲得するためのさまざまなノウハウを紹介しています。

 

東京文化財研究所は長年にわたり多数の新築・増築・改修される保存展示の現場で空気環境の清浄化技術を開発してきました。これらの技術により、何年も掛かった施設の「枯らし期間(シーズニング期間)」は3ヶ月程度に短縮されたといいます。

 

保存環境調査においては、人や環境を守るための法規などをもとに、文化財の望ましい空気環境として主要な汚染物質の管理目標値(推奨値)も示しています。汚染物質の測定や制御方法だけでなく、汚染対策など豊富な事例も報告。巻末の付録には用語解説などとともに「中学校理科第一分野から勉強しなおそう」という、基礎知識を得るための項目があり、ともすれば難解になりがちな内容を手助けしてくれます。(文責 神谷)

「博物館資料保存論はシリーズ化を計画しています。空気汚染の次は温度・湿度です。」(東京文化財研究所 保存化学研究室 佐野千絵室長)

 

『博物館資料保存論-文化財と空気汚染』

著者:    佐野千絵(東京文化財研究所保存科学研究室長)

呂 俊民(東京文化財研究所 客員研究員)

吉田直人(東京文化財研究所 主任研究員)

三浦定俊(東京文化財研究所 名誉研究員 (財)文化財虫害研究所理事長)

発行: みみずく舎

発売: 医学評論社: http://www.igakuhyoronsha.co.jp/5000/?ISBN=978-4-87212-027-2

A5判,172頁,1色刷(一部4色刷

2010年6月10日発行 初版 1,200部

\2,730(税込)

ISBN 978-4-8 6399-027-2

 

内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第1章 文化財と空気汚染

第2章 汚染物質の性状とその影響

第3章 汚染物質の制御

第4章 汚染の監視計画

第5章 汚染物質測定手法の実際

第6章 汚染対策実施例

付録 用語解説、濃度と単位、空気環境清浄化対策に必要な知識

 

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 全史料協関東部会の定例会は、修験者の霊場・パワースポットでも有名な戸隠神社で開催します。今回は、一般公開されていない文書も特別に閲覧可能です。初日は、神社の宝光社参拝・見学から中社社務所で文書閲覧と講話、登録有形文化財の「宿坊極意」に宿泊。翌日は、奥社で神社の聚長(神官)のお話を伺います。

 

日程: 2010730日(金)1300長野駅集合~31日(土)1350長野駅解散

 

730日(金)

1300 長野駅東口に集合

1415宝光社参拝・見学

1500中社 社務所にて文書閲覧、講話等

    講師:中社 社務所 水野邦樹氏

1700「宿坊極意」に宿泊

 

731日(土)

830宿出発

845奥社へ

   講師:戸隠神社 聚長 二沢久昭氏

1145奥社入口

1350長野駅解散

 

定員:30名、申込締切:72日(金)1700

費用:10,500円(一泊二食、長野駅往復バス代込)

お申込み:FAXかメールで。

必要事項(郵便番号、住所、氏名、電話番号・携帯も、性別、会員・非会員の区分も明記)を記入して申し込み。非会員やご家族同伴もOKです。

 

お申込み詳細は: 全史料協関東部会事務局 (担当 青木・下)

387-0007

長野県千曲市屋代清水260-6 長野県立歴史館内

TEL 026-274-3993 FAX 026-274-3996

E-mail shimo-ikuo-rpref.nagano.lg.jp  (@は半角で)

 

 

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東京都立中央図書館は、7月から11月まで5回の図書館見学ツアーを開催します。図書館地下の書庫や図書修理の現場、図書館の上手な使い方など普段は見ることのできない図書館のバックヤードツアーです。参加費は無料、定員は先着順で16名。第二回は定員に達したため締め切りです。(文責 神谷)

 

場所:東京都立中央図書館(港区南麻布)

日時と内容:

第一回 201078日(木)14001600 (地下から5階までを回る通常ツアー)

第二回 2010812日(木)14001600(資料修理と実演見学と和装本つくり)

→申込締め切り

第三回 201099日(木)18302030(夜間の通常ツアー)

第四回 20101016日(土)14001600(ビジネスや調査研究のための図書館活用法)

第五回 20101111日(木)14001600(地下から5階までを回る通常ツアー)

 

東京都立図書館トップページ:

http://www.library.metro.tokyo.jp/index.shtml

 

見学ツアーのページ:

http://www.library.metro.tokyo.jp/15/15181.html

 

 

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専門図書館協議会の発行する『専門図書館』241号(20105月)は「資料保存と修復」の特集です。保存や修復のノウハウだけでなく、予算やマンパワー、空間や時間、設備など限られた資源のもとで、どのように資料保存・修復を位置づけ、調査・計画・実行していくか、図書館が説明責任を果たしていくための戦略も含め、五つの事例を紹介しています。

 

「専門図書館協議会」 :

http://www.jsla.or.jp/

 

詳細は、機関紙『専門図書館』のページで :

http://www.jsla.or.jp/1/14/14-2.html

 

 

『専門図書館 241号』特集 : 資料保存・修復

ISBN978-4-582-21304-1

2010525日発行 

5判、59

専門図書館協議会 発行

http://www.jsla.or.jp/

頒価:2,240円 (年間予約 年6回 13,000円)

 

 

・・・・主な内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

資料保存 特集「資料保存・修復」にあたり ・・・・・・・1   

保存計画ツールの発展-UCバークレー図書館からの報告-

バークレー・オグデン、訳:安江明夫・・・・・・・・・・・・・2

 

国立国会図書館におけるIPM対策

-東京本館におけるカビ対策を中心に-中島 尚子・・・ 12

 

災害時における歴史資料保全活動とその方法

―歴史資料ネットワークの取り組み現場から― 

板垣 貴志、吉原 大志  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

 

和本を千年残すために-公開と保存のための基礎知識-

橋口侯之介  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29

 

横浜開港資料館におけるマイクロフィルムの劣化調査報告

石崎 康子  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38

 

談話室 談話室 第18回 アーカイブカフェ(日比谷公会堂) 

高木 和子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43

 

ごぞんじですか?地方議会と議会図書室 

会員交流委員会地方議会図書室小委員会・・ ・・・・46

 

専門図書館を見る 東京文化会館音楽資料室 吉井由希子 ・・・50

資料紹介 日本の公文書 小川千代子・・・・・・・・・・54 

専門図書館協議会 事務局だより・・・・・・・・・・・・・・56

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(解説)

「保存計画ツールの発展-UCバークレー図書館からの報告-」は、2008年開催の情報保存研究会(JHK)シンポジウムで講演されたカリフォルニア大学バークレー校図書館のバークレー・オグデン保存部長の発表がもとになっています。

 

「国立国会図書館におけるIPM対策」は、国会図書館が2007年から取り組んでいるカビ対策を中心にしたIPM(Integrated Pest Management、総合的有害生物管理)活動の報告です。

 

「災害時における歴史資料保全活動とその方法」は、1995年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに組織されたボランティア団体「歴史資料ネットワーク」(史料ネット)による水損資料の救出方法が解説されています。

 

「和本を千年残すために-公開と保存のための基礎知識-」は、古書店店主による和本の取り扱い方やシバンムシ対策、簡単な修復技術などの紹介で、デジタル化することによる公開と原物保存の両立も訴えています。

 

「横浜開港資料館におけるマイクロフィルムの劣化調査報告」は、200910月の報告書「マイクロフィルムの劣化調査報告」(資料館報)に基づいて書かれたものです。(文責 神谷)

 

 

 

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鳥取県立公文書館は、6/1のアーカイブズの日に合わせた中国四国地区のアーカイブズウィークの一環として企画展「アーカイブズの世界―紙とデジタルの共存―」(6/198/1)を開催します。企画展は和紙に代表される紙資料とデジタルデータの優位性に対する比較や問題点について公文書館所蔵資料をもとに紹介するものです。(文責 神谷)

 

内容は、アーカイブズの必要性に始まり、劣化する紙資料や修復、デジタルデータの保存期間など、公文書や写真資料などさまざまな資料展示です。

 

名称: 企画展「アーカイブズの世界―紙とデジタルの共存」

会期: 2010619日(土)~81日(日)

会場: 鳥取県立公文書館(展示コーナー)

 

「公文書館では2007年度から5ヵ年事業で、公文書や写真アルバムなどの修復・保存を行ってきました。とくに価値の高い簿冊や図面は、裏打ち補修を中心に修復をすすめています。写真アルバムは、原本の補修とともに、写真をデジタル化して複製本も作成。酢酸劣化の著しいマイクロフィルムはデジタル変換しています。デジタルデータはアクセスしやすい半面、重くなる、専用ビューワが必要になるなどの課題や保存年限の問題もあるので、慎重に取り組んでいます。

本展は、紙とデジタルそれぞれのいいところを活かしていきたいとの考えから企画したものです。」(鳥取県立公文書館 総括専門員 伊藤 康さん)

 

 

鳥取県企画部広報課のページ: 

http://db.pref.tottori.jp/saizi22.nsf/Event/67B3FD5A6752557649257711002E2838?OpenDocument

 

鳥取県立公文書館: 企画展の案内は後日掲載の予定。

http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=9499

 

 

 

 

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